「笑わせるのが面白かったです。シナリオを見て研究し、カメラの前でいろんなことに挑戦できました。欲を出せば一線を越えることもあります。たくさんの観客が許すことのできる、最も客観的な線を探すために悩みました」
1991年にKBSの公開採用タレントとしてデビューしたイ・ビョンホンは、これまで休みなく作品に出演し、フィルモグラフィー(出演作)を増やしてきた。最近では濃い色彩の「インサイダーズ/内部者たち」(2015)「マスター」(2016)「南漢山城」(2017)などで強烈な演技を見せてくれた。そんな彼が重いイメージを脱ぎ、人間味溢れるキャラクターで戻ってきたという点は「それだけが私の世界」の観戦ポイントとして挙げられる。
「極端な状況に置かれたキャラクターを演じる時には、想像に頼らなければならない部分が多く、自信がなくなります。その反面、今回の映画のように現実にあり得るキャラクターを演じる時には自信が持てます」
イ・ビョンホンは後輩パク・ジョンミンと兄弟役で共演した。いがみ合う二人の譲らない熱演が面白さを加えた。パク・ジョンミンの話を出すとイ・ビョンホンは「本当に良い俳優が出てきた」と非常に喜んだ。
「映画は一人だけ上手いからといって成り立つのではありません。皆が与えられた役割を上手くこなしてこそ相乗効果が生まれます。ですから重要な役割を新人が演じれば、先輩としては心配になるのは当然です。しかしジョンミンが演じるのを見て、心配が消えました。後輩や新人という考えには全くなりませんでした。むしろ私がもっと上手く演じなければという思いが生まれました」
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