「取材レポ」ユナク(超新星)“泉さん(原田)との電話シーンに注目してください!”映画「無花果の森」初日舞台挨拶に登壇!

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小池真理子原作「無花果の森」(平成23年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞)を完全映画化。超人気グループ「超新星」のリーダー・ユナクが日本映画単独初主演した話題の映画「無花果の森」が6月14日(土)、公開初日を迎えた。
同日、シネマート新宿にて行われた初日舞台挨拶に主演のユナク(超新星)、ヒロイン役の原田夏希、主題歌も担当したMiNo、古厩智之監督の4人が揃って登壇した。

 

【動画】②ユナク主演「無花果の森」初日舞台挨拶で大盛り上がり! 

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初日舞台挨拶は3回とも、立ち見が出るほどの大盛況ぶりで、改めて、映画への高い関心とユナクの人気の高さを裏付けるものとなった。
原田夏希、MiNo、ユナク、古厩智之監督の順に舞台に登場すると、会場からは一段と大きな歓声と拍手が巻き起こった。
モノトーン柄のジャケットに白いTシャツ、黒いベストと黒いパンツとシックな中にも華やかさが感じられる装いで舞台に立ったユナクに会場からは「ユナク~!」とファンからの熱い声援が出迎えた。

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早速、MCの進行でトークコーナーへ。
Q日本映画に単独初主演されていかがですか?
ユナク:そうですね。昔から、日本の映画がすごく好きだったので今回「無花果の森」の台本が来たときはすごく、うれしかったです。内容としてはちょっと悩んだけれど、監督さんといろいろ話してからは「信じて頑張ります!」と答えました。(出演できて)すごく光栄です。

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Q(出演するにあたり)不安点はありましたか?
ユナク:不安はいっぱいありました(笑)。すべてが日本語だったので、発音の勉強もすごく努力しました。僕よりちょっとだけ年上の役でしたし、感情の面や記者という役づくりのために、韓国の記者さんや、日本の記者さんの話を聞いて、気持ちを理解しようとしました。あと、夏希さんとの絡みもあって、アイドルとしてどうなんだろう?年齢はアイドルじゃないけど(笑)。と、悩んで事務所と相談しました。でも、監督さんが「すごくいい作品になるから信じてください」と言われたので、信じて演じました。
古厩監督:はい!

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Qセリフの中には日本人でも使わない難しい言葉がありましたね。
ユナク:はい、いっぱい出てきました(苦笑)。

Q原田さんはユナクさんと共演されていかがでしたか?
原田夏希:私も外国人の方とお仕事するのは初めてのことでした。一番最初に顔合わせをしたときにセリフの読み合わせをしたんですけど、さっき(ユナクさんが)おっしゃっていたように日本人でも使わない言葉や感情とは関係ない説明的なセリフを母国語ではない言葉でお芝居するということはすごいことだと思います。やはり、違う言葉を話して演技ができることは、役者としてうらやましいと思いました。

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QMiNoさんはエンディング主題歌を歌われて、映画にも出演されていますがいかがですか?
MiNo:はい。主題歌を歌わせて頂くことになり、胸がいっぱいです。撮影中はユナクさんが演技の指導をしてくださいました。さすが「オッパはやさしいな」と思いました。
ユナク:指導までは・・・ハハハ(笑)

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Q古厩監督、ユナクさんの印象をおしえていただけますか?
古厩監督:ユナクはいい奴で、シナリオでわからないところがあるのか、いろいろ質問してきて、「どうすればいいですか?」と相談してきたりと熱意が感じられました。
それまでは日本語のセリフも多いし、不倫っぽい内容だし(ユナクが)上手く出来るかどうか不安だった。でも、会った日に「コイツならできる!」彼ならできると思って。逆に(ユナクに)「信じてください」と言えました。そこから「いい所をもらっちゃおう」と思って役柄をユナクに近づけていった感じです。

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Qユナクさん、本人から役作りに生かしたということですか?
古厩監督:そうです。他の映画でもそういうことはあるけど、この映画ではすごく多かったです。映画を観てもらうとユナクが演じたヨンホとユナク本人がリンクしている部分がたくさん感じられると思います(笑)。
Q原田さんの印象はいかがでしたか?
古厩監督:原田さんに最初お会いした印象は明るくて、聡明な印象でした。
今回、暗い役(新谷泉役)なのでどうかな?と思ったら、見事に暗くて…(笑)。お芝居ですよ(笑)。
(ユーモア溢れる監督の話術に会場は爆笑の連続)

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Qユナクさん、撮影中、一番大変だったところはどこですか?
ユナク:大変というか、すごく良い経験だったのは韓国の映画やドラマと違う“長回し(カットなしで、長い間カメラを回し続ける映画の技法)”ですね。日本は長回しシーンが結構多くて、原田さんとのセリフや目を見て感情を表現するといった長回しが多かったので、すごく、勉強にもなったし、“日本の映画に出た”という気持ちになりました。ネタバレできないけど、僕は“泉さん(原田)との電話シーン”がよかったと思うので注目してくだ

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Qユナクさんとのおもしろいエピソードはありますか?
古厩監督:(ユナクは)だいたいおもしろいんです。あっ、ユナクがしたことじゃないんですけど、ユナクはすごくいい香りなんですよ。最初に会ったときに「あぁ、なんていい香りなんだ」って思いました。ちょっとドキドキして、2回目に会った時もやっぱりいい香りで、ドキドキしました(笑)。
(監督の言葉に会場は大拍手)
原田夏希:いつも甘いものを食べています(笑)。菓子パンやジュースをいっぱい食べているのに、こんな細いなんて、ビックリしました。(ユナクさんは)おもしろい行動をたくさんしていたので、現場はいつも和やかでした(笑)。
MiNo:どこででも「ハハハ」と笑うところがチャーミングだと思いました。

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Q「ハハハ」と笑うのは、それって苦笑いの時なんですよね?ユナクさん。
ユナク:はい。いろんな「ハハハ」の種類があるんです。「無花果の森」のときは結構気まずい感じの「ハハハ」で、MiNoさんとは撮影のときに1回しか会わなかったので、「ハハハ…。おはよう」って感じで、会話するときは「ハハハ。そうだね」って感じでした。
僕と同じグループのソンジェくんという人がいて、いつもは二人で「ハハハ」とやっているんですが、ソンジェくんのほうがもっとおもしろいです(笑)。

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Qワールドカップが始まって、いよいよ明日(15日)、日本戦さらに水曜日(17日)に韓国戦ですがサッカー観戦はしますか?
ユナク:はい。眠れない夜が続きますね。ワールドカップは全世界のお祭りみたいなものだから僕もすごく興味を持っています。今回はアジアが上位にランキングされたらうれしいですね。“アジアは強い”といううれしい気持ちでワールドカップが終わればいいですね。頑張ってください!

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Q最後に一言ずつあいさつをお願いします。
古厩監督:ユナクに会って安心してセリフを増やしたんです。経歴も同じ名古屋に留学したことにしようと。いい奴だったから(笑)“いい奴”なところが役から伝わればいいなと思い、役柄をユナク本人に近づけていきました(笑)。もしかしたら、ユナクのいいところはみなさんの方がよく知っていますよね(笑)。みんなの力で作ったので、観てくれたらうれしいです。
MiNo:今回は映画の主題歌を歌わせていただくことができました。ありがとうございます。みなさんはユナクさんのことが大好きだと思います。主題歌の「ジュエリーボックス」には「大好きだった」という歌詞がありますので、ユナクさんを想いながら聞いていただけたらうれしいです。
原田夏希:私自身もこの映画を見ていろいろと考えさせられました。人生はいろいろな“小さな選択の連続”だと思っています。小さいことが積み重なって毎日になっていくと考えています。自分で決断することの大切さをこの映画を見て実感しています。みなさんも毎日を大切に生きていらっしゃると思うのでぜひこの映画を見て楽しんでください。
ユナク:本当に、日本のすばらしい俳優さん、スタッフのみなさんといっしょに、この作品を撮れてうれしいです。また機会があればもう1回やりたいなと思っています。本当に勉強になった作品です。感謝しています。ここにいらっしゃったみなさんにも感謝しています。今日集まってくれたマスコミの方にも感謝しています。もっと、もっと頑張って“いい奴(笑)”になりたいと思います。みなさん、ありがとうございました。楽しんでください。

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舞台挨拶終了後に行われたフォトセッションではカメラマンの要望に笑顔で応えるなど、終始和気あいあいとした雰囲気のまま終了した。
短い時間ではあったが、作品の見どころや、ユナクをはじめ、出演者の魅力がたっぷりと感じられた舞台挨拶となった。

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取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

 

「超新星」ユナク・日本映画初主演
映画「無花果の森」6月14日(土)シネマート新宿ほか全国順次ロードショー!

「君のことを守りたい」彼の言葉が彼女の心に光を射した。

絶望の闇におちた男女が織りなす、深く切なく甘美なラブストーリー

 

【ストーリー】
日本に留学し、ジャーナリストを目指すも、今では雑誌社のパパラッチとして働いている韓国人青年ヨンホ(ユナク)。彼は世界的有名指揮者、新谷吉彦(三浦誠己)の妻・泉(原田夏希)への DV 疑惑を追っていた。そして、そのことを知られた彼女は、全てを捨て、ある町に身を隠し、偏屈で通る老女性画家・天坊八重子(江波杏子)の住込み家政婦となった。しかし、ある日、ヨンホと泉は偶然にも再会する。しかも、再会した時のヨンホは、警察に追われていた。追われるヨンホと逃げる泉。二人は次第に心を寄せ合うようになるが…。

出演:ユナク(超新星)、原田夏希、三浦誠己、徳井優、木下ほうか、MiNo、瀬戸早妃、かでなれおん、名高達男、江波杏子
プロデューサー:丹羽多聞アンドリウ
監督:古厩智之
原作:小池真理子「無花果の森」(平成23年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞)(日本経済新聞社・刊)
主題歌:「ジュエリーボックス」MiNo
特別協賛: VanaH(株) 製作:(株)アタデューラ 配給:BS-TBS
オフィシャルHP:http://www.bs-tbs.co.jp/ichijiku/
©2014『無花果の森』製作委員会
2014年/日本映画/カラー/ビスタサイズ/ステレオ/108分

2014.06.15