韓国料理は赤だらけ
1987年に民主化を達成すると、それ以前の反動であるかのように、赤が韓国社会で目立つようになりました。
サッカーの韓国代表チームの試合となると、ファンが着る赤いユニフォームでスタジアムが真っ赤に染まることはよく知られています。
また、赤色を使ったデザインの炊飯器が爆発的な人気を得たこともあります。赤が消費者に支持されているので、企業も消費者の好みに対応した赤系の商品を提供することが多くなっています。
しかし、なんといっても究極なのは韓国料理でしょう。
キムチ、コチュジャン、チゲ鍋など、韓国では唐辛子を使った料理をよく食べますが、その色は強烈な赤です。
それがまた恰好の刺激となって食欲がそそられるのです。
韓国の人たちはパスタを食べるときも、辛くするためにタバスコをたくさん入れたりしますが、その見た目も赤。それには本当にビックリします。
いずれにしても、国が違えば、色に対する好みも考え方も変わってきます。そして、韓国では「目に鮮やかな赤」を目にする機会がとても多いのです。
文=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ