今までの復讐ドラマと違って巨大な政治勢力も、追って追われる血みどろの戦いも登場しない「付岩洞復讐者たち」の復讐戦は新鮮だった。仰々しくなくてかえって現実味があったし、平凡な視聴者たちに熱い視線を得た。不必要なメロは果敢に削除し、ドラマに活気を吹き込む装置くらいだけ活用した点も賢かった。
視聴率がこれを実証した。2%代で始めた視聴率は6%代までピョンと跳ね上がった。(ニールセンコリア、全国基準、以下同一)地上波3社と競争しなければならない午後9時30分の放送だということを考慮すると驚くべき成績だ。
「付岩洞復讐者たち」はウェブドラマを土台に作った作品だ。ドラマでの関連性や想像力などはウェブドラマから骨組みを持ってきたと見なければならないが、それを生き生きと描いたのは俳優たちの力だった。クモの巣のようにきめこまかく構成された関係図に置かれた人物を演技した俳優たちの中で演技の穴は探せなかった。
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