9月4日に兵役に入った2PMのテギョンは、新兵訓練を優秀な成績で終えて、今度は新兵訓練の助教として最後まで軍務を全うすることになった。これは、テギョンにとってはどういう意味があるのだろうか。
とても重要な任務
2PMのテギョンが入隊したのは、京畿道(キョンギド)の高陽(コヤン)市にある第9師団だ。ここは、「白馬部隊」という別名を持つ韓国軍有数の名門師団だ。
通常なら論山(ノンサン)にある陸軍訓練所で新兵訓練を行なう人が多いのだが、テギョンの場合は第9師団で新兵訓練を受けて、そのまま軍務も行なうことになった。これを韓国では「自隊配置」と言い、特に重要な拠点を守る師団に多い。つまり、それほど重要な師団であれば、自分のところで新兵を教育したいということだ。
そうしてテギョンも第9師団に入ったわけだが、今度は新兵訓練の助教として彼は力を発揮することになった。
そもそも助教というのは、教官の下に付いて様々な実務を行なう兵士のことである。教官は職業軍人が担当して、主に下士官がなる場合が多いのだが、助教は兵役履行者の中から選ばれる。
彼らはすでに新兵訓練を終えているので何でもわかっている。そういう経験者が教官の下に付いて、新兵たちの生活を管理したり、訓練に必要な物品の準備をしたり、さらには、教官が命じる様々な仕事に従事したりする。
これは、大変重要な任務である。なぜなら、一口に訓練に使う物品の準備と言っても、現実的には実弾や手榴弾も含まれているのだ。そういった重要物をしっかりと管理する能力というのは、誰にも備わっているわけではない。(ページ2に続く)