「個別インタビュー」「ファントム・シンガー」から誕生した実力派ユニットのフォルテ・ディ・クアトロ、“運命のハーモニー”が日本初上陸! 「僕たちの音楽が皆さんの希望、ヒーリングになればうれしい」

-今回、韓国のクロスオーバー・シンガー・グループとして日本に初上陸したわけですが、クロスオーバージャンルをどのように鑑賞すれば楽しめるのか、楽しみ方を教えてください
コ:フンジョン:日本1stアルバムは、クラシック、ポップ、歌謡などさまざまなジャンルの音楽を取り入れていて、それを僕たちのスタイルに合わせて歌っています。4人のカラーを生かし、それぞれはっきりした個性を発揮しながら、ハーモニーが構成されているので、そういった部分を楽しんでほしいなと思います。
TJソン:そして、機会があれば、ぜひライブで聴いてほしいです!
キム・ヒョンス:楽器もとても質のいいカルテットの演奏を聴くと、鳥肌が立つと思いますが、四重唱も同じです。
TJソン:本当にそうですね。ライブで楽しんでいただけると、僕たちの良さが分かっていただけると思います。
-日本1stアルバムの中で、それぞれおすすめの曲を教えてください。
TJソン:「愛の教科書」です。「ファントム・シンガー」では、ほかのグループが歌ったんですが、この曲はクロスオーバーに合う曲だなと思います。僕たちもこの曲で、ハーモニーを通して、感動を与えられると思ったし、たくさんの方に愛されている曲なので、おすすめです。
キム・ヒョンス:「愛のファンタズマ」です。この曲は自分が選んだということと、メロディ自体、皆さんも聴き慣れたメロディで、僕たちの勇壮さも上手く表現できているのではないかと思います。また、アルバムに収録されたものと、ライブで歌うときは、ちょっと変えているんで、まずはアルバムで聴いてもらって、その後、ライブで聴くと、その違いも楽しめると思います。
イ・ビョリ:さまざまな曲が収録されていますが、その中でも1番型破りな曲というのが「Destino~運命」ではないかなと思います。日本語でも収録されているので、より愛着を持っています。日本の皆さんにとっても、意味のある曲ではないかと思います。普段クラシックを聴いている方も、こういった型破りなクラシックの音楽は新鮮だと思うので、おすすめの1曲です。
コ・フンジョン:僕は「オデュッセイア」が一番好きだし、おすすめの1曲です。「ファントム・シンガー」でも、僕たちがチームを結成して、初めて歌った曲でもあるんですが、自分たちのカラーが上手く出せているんじゃないかなと思います。曲自体も勇壮で、神秘的な部分もあるし、4人の声に上手くマッチしていると思うので、歌うときも、聴いているときもいいなと自負している曲です。


-寒くなってきたこの時期に聴くには、皆さんの曲はぴったりですよね。
コ・フンジョン:冬に似合う曲もたくさんあります。
TJソン:いつも僕たちの音楽が皆さんの希望、ヒーリングになればいいなと思っていて、ファンレターでも、僕たちの曲を聴いて癒された、という内容のものをよくいただくんです。
キム・ヒョンス:例えば、うつ病になって、薬を飲んでも効かなかったのに、僕たちの曲を聴いて、よくなったということをファンレターでいただいたりすると、むしろ僕たちもありがたいなって。何でもない存在の僕たちが、皆さんにとって重要な存在になれているんだなと感じて、うれしくなりました。
-今後どんなグループになっていきたいか、目標を教えてください。
コ・フンジョン:日本1stアルバムがリリースされて、韓国でも2ndアルバムがもうすぐリリースされます。そして、その2ndアルバムを引っさげ、韓国でツアーを行います。どんなアーティストさんもそうだと思いますが、1人でも多くの方に自分たちの音楽を聴いてほしいし、長く活動を続けて、ステージや音楽を通じて、たくさんの方と出会っていきたいですね。

来日は2度目だというフォルテ・ディ・クアトロは、前日に来て、この日の深夜便には帰国するというハードスケジュールだったので、「疲れていませんか?」と聞いてみると、リーダーのコ・フンジョンは「僕たちよりスタッフさんや通訳さんのほうが疲れているんじゃないかな」と周りを元気付け、気遣うスマートさを見せていた。
また、ソロカットの撮影では、周りで見ていた他のメンバーたちが茶々を入れながら、楽しい雰囲気を漂わせるなど、仲睦まじい様子だった。
そんな彼らの息ぴったりの歌声を聞き、「癒やされた」「感動と喜びをもらった」「活力の源」と心を震わされるファンも多く、「ファントム・シンガー」でも「彼らのハーモニーは天国から贈られた声のようだ」と審査員に評されたフォルテ・ディ・クアトロ。日本でも“K-Classic”旋風を巻き起こすのか注目だ。

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
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2017.11.03