-ステージでも皆さんの息がぴったりですが、会ってすぐに仲良くなったんですか?
コ・フンジョン:ハイ。
キム・ヒョンス:ちょっとケンカしました(笑)。
TJソン:ハハハ。ケンカしていないですよ! 冗談です(笑)。僕たちは、まず歌に集中して、良い音楽を届けようという目的を持ってスタートしているので、歌を通じて、すぐに仲良くなれましたね。
キム・ヒョンス:会ったときから、お互いに気を遣わなきゃと意識しなくても、良い音楽を作りたいという思いが同じなので、自然にお互いを配慮しながら、やって来られたんだと思います。だから、1つの曲の中でも、ソロパートがあったとしたら、ほかの3人はソロパートが引き立つように歌う、というようなことが自然にできていましたね。
TJソン:すでに、その段階ではそれぞれの歌をモニタリングした後だったので、それぞれどういう声、長所を持っているのか、ということをお互いに分かっていたので、フンジョン兄さんがメンバーを上手く生かすには、どうしたらいいのか、みんなの引き立て方を考えてくれて、メンバーもそれに合わせました。
-それでもイ・ビョリさんは年下ということで、メンバーに気を遣ったりはしないですか?
イ・ビョリ:一番上のフンジョン兄さんとは5歳ぐらいしか離れていないし、フンジョン兄さんはエネルギッシュでマインドがすごく若いんですよ。僕とかテジン(TJソン)ぐらいに。
キム・ヒョンス:どうしてそこに、僕のことは入れてくれないの?(笑)
一同:ハハハ。
イ・ビョリ:ヒョンス兄さんも2歳年上なんですが、(コ・フンジョンは)長男、(キム・ヒョンスは)次男という感じで、僕が未熟な部分があって、戸惑ったりしたりしていると、2人がよく面倒を見てくれるんです。だからこそ、無理なくここまで来られたんじゃないかなと思うので、いつも感謝しているということを強く伝えたいです。
TJソン:ビョリは消極的なスタイルなんですが、コンサートを重ねるうちに、少しずつ本来の性格が出てきましたね。
イ・ビョリ:消極的ではなく、あくまで静かなんです!
TJソン:消極的だと思っていたのに、静かだったと。
キム・ヒョンス:でも、静かじゃないよね?
TJソン:そうだね。
-こういう楽しいやり取りが、フォルテ・ディ・クアトロのコンサートは、トークも楽しいと言われるゆえんなんですね。
コ・フンジョン:ありがとうございます!
-ショーケースでも日本語曲を披露されていましたが、外国語でハーモニーを奏でるのは難しくなかったですか?
コ・フンジョン:思っていたより、大変ではなかったですね。
キム・ヒョンス:今までイタリア語、英語、スウェーデン語、韓国語で歌ってきて、今回初めて日本語で歌ったので、感慨深いものがありました。日本は隣国のせいか、思いのほか、日本語が口に馴染みやすくて、良かったと思います。
コ・フンジョン:むしろ歌いやすくて、ハーモニーを作り上げるのに助けになったのではないかと思います。
-ちなみに皆さんは、日本語はどれぐらいできるんですか?
コ・フンジョン:まだまだ。
キム・ヒョンス:乳幼児ぐらい(笑)。
TJソン:生まれたばかりぐらいのレベル。
キム・ヒョンス:ビョリは賢い幼児ぐらい?
コ・フンジョン:僕たち、日本語にも関心を持っているので、もうちょっと頑張って勉強して、日本の皆さんともコミュニケーションが取れるようになったらいいなと思っています。
キム・ヒョンス:さっき、事務所の代表が日本語の塾に通わせてくれると言っていました(笑)。
TJソン:先ほどのショーケースで感じたんですが、「永遠にあなたのもの」という曲を日本語で歌えたら、もっと感動を伝えられたんじゃないかなと思います。歌詞がとても良いので。
キム:ヒョンス:例えばこんな感じです(とアカペラで歌い出す)。
-うわ~、素晴らしいですね。「永遠にあなたのもの」の日本語バージョンができる日を楽しみに待っています。
TJソン:いま即興で歌いましたけど、日本語の歌詞になったら、本当にすごくよく合うと思います。
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