子音には平音・激音・濃音の3つがある
ハン「基本母音が10個あって、それが組み合わされた複合母音が11個。애(エ) 얘(イェ)에(エ) 예(イェ) 와(ワ) 왜(ウェ) 외(ウェ) 워(ウォ) 웨(ウェ) 위(ウィ) 의(ウィ)。これはもう機械的に覚えるしかない」
グル「そうですね。基本母音が複数くっついているのが複合母音ですね。でも、複合母音は韓国語の発音でも似たものがあるんです。たとえば、왜(ウェ)と외(ウェ)なんてのは、韓国人でも区別が付かなかったりするんですよ。だから、そこは気にせずにカタカナで書いてあるとおりに発音すれば、大体韓国人にもわかります」
ハン「それから子音が19個。ちょっと難しくなるが、子音には平音・激音・濃音という3種類がある。これは、発音するときの声の出し方が違うもの。平音が基本なので、まず平音だけ覚えればいい。これは、가(カ)・나(ナ)・다(タ)・라(ラ)・마(マ)・바(パ)・사(サ)・아(ア)・자(チャ)となっていて、このカタカナと同じように読んでいけばいい。次に、激音が5個あって、カタカナでいえば카(カ)・타(タ)・파(パ)・하(ハ)・차(チャ)なんだけど、声の出し方が平音とは違う。わかりやすく言えば、辛いトウガラシを食べたあとに息をカーッと吐き出すような感じで言うのが激音だね」
グル「さらに濃音は、까(カ)・따(タ)・빠(パ)・싸(サ)・짜(チャ)の5つ。発音の仕方としては、前に小さい『っ』が入ると考えればいいと思います。例えば、ッカ、ッタ、ッパ、ッサ、ッチャというように……。激音は息を吐く音で、濃音は息を吐かない音なんです。発音をするときに息を吐かないと、そういう音が自然と出てくる」
ハン「重要なのは、ハングルというのは子音と母音の組み合わせだということ。とりあえずカタカナで表記されているとおりに発音すれば問題ないと思う」
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