2日目は、CGV Centum City2にて10:00より上映がスタート。エンドロールとともに拍手が沸き起こりました。終了後の11:45から佐藤・瑛太・監督が登壇すると、さらに熱気はまし歓声があがりました。
邦画としては今回の釜山国際映画祭では本作が1番目の上映作品となります。
佐藤は韓国語で「映画はいかがでしたか?」と挨拶をすると、「最高でした!」と観客から返しがあり、一気に心を掴みました。続けて瑛太は、「僕は2コトくらいしか韓国語を覚えていないので・・・」と言いながら「カムサハムニダ」とご挨拶。「ずっと釜山映画祭には来たいと思っていたので、韓国が大好きです!」と気持ちを伝えると、女性で埋め尽くされた客席は、笑顔の花が咲いていました。
続けて瑛太が「出演に興味を持つことは、第一に監督・脚本・共演者です。直感で、自分がこの役を演じて、その人物に対して愛みたいなものが生まれるか、そこを大切にしています。この作品は、武監督が「嫌われ松子の一生」という映画で助監督をしていて、すごい人だなと思っていましたし、「百円の恋」も観ていて好きでした。日本でもとても注目されていますし、二つ返事で受けました。正直どんな台本でもやりたいと思ったほどです。
サトエリさんに対しても、クランクインする前のリハーサルがはじまったときから、サトエリさんの雰囲気や佇まいに母性を感じましたし、甘えていっていいなと思いました。掛け合いのシーンも多いので、会話のテンポやリズム感がサトエリさんと合うなと。
ヒデオはカナコのことが好きだからこそ、破天荒なことをしてしまうのだろうけれど、そんな部分が僕は好きなキャラクターだなあと思っていました。」と語り、「僕にとっての特別な景色は、釜山国際映画祭のレッドカーペットを歩いた時にも思いました。夢が叶ったなあ、ヒデオの夢を半分叶えてあげることができたなあと。」と、一言一言噛みしめるように話していました。
佐藤も、「瑛太さんがイケメンなので、彼の顔を見ていたら、すぐ演技できました。釜山のレッドカーペットを歩いた時に、こういう景色なんだなあと思っていたら、隣で瑛太さんが、『カンヌにも行きませんか?』とスタッフに聞いていたので、この映画を観た皆様にこの映画をカンヌに連れていってもらいたいです!」と夢を語りました。
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