ヒョンビンの言葉
もちろん、これまで続けてきた芸能活動が一時的に中断されるというマイナス面があるのは確かなのだが、兵役は韓国社会においては必須の制度であって、それを避けることはできない。
むしろ、それを見事にこなすことによって、ファンからさらなる支持を受けるケースも大いにある。
それだけに、続々と入隊するスターたちに言葉をかけてあげるとすると、それはヒョンビンの言葉がふさわしいかもしれない。
「忘れられることは恐くありません。実際、忘れられることもあるでしょう。大事なことは、ここでどういうふうに過ごして、社会に戻ったときにその経験をどう生かせるか、ということでしょう。私にとって兵役の1年9カ月というのはとても貴重な時間です」
ヒョンビンがこう語ったのは、長い人生の一時期に自分を見つめ直す時間があってもいいということなのだ。
厳しい訓練は生やさしいものではないけれど、それを乗り越えたときの成果はとても大きいのである。
今後、長く芸能界で活動するのであれば、兵役の期間を飛躍へのステップと考えて、一生懸命に軍務に励んで芸能界に戻ってきてほしい。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
コラム提供:ロコレ
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