ライブ後半戦は、「PASSAGE」から。スヒョンの美しい歌声に、ジュンの力強いラップが加わり、心地よい響きを届けた。その後、ジュンが退場すると、スヒョンはイスに座り、ピンスポットの光を浴びながら、ソロデビューシングルの収録曲「メロディ」と、U-KISSのバラード「Believe」をしっとりと、そして熱く聴かせた。
「『Believe』は大変なことがあっても、一緒に未来を描いて、前へ進もうという意味がある曲で、スヒョンもメンバーも、KISSmeの皆さんも好きな曲だと思います。心から聴いてくれてありがとうございます」とスヒョン。「最近、いろんなことが起きたよね。でも、皆さんから“大変なときU-KISSのことを考えたり、曲を聴いたら幸せになったよ”ってコメントをたくさんもらいました。その気持ち、スヒョンも十分分かります。こんなにたくさん愛してくれるKISSmeがいるから、大変なことがあっても、何でもないっていう気分で乗り越えて、ここまで来られました。皆さんと別れたくないね…。でも、これが最後じゃないから。スヒョンの初のソロコンサートはすごく幸せで、忘れられない思い出になりました。皆さんの愛情をまた感じたし、皆さんに心から感謝します」と何度も感謝を繰り返し、会場をゆっくり見渡しながら、「皆さんがどこにいても、スヒョンがどこにいても、心は一緒だから」とファンとの絆を確かめ合った。
本編最後は、U-KISSメンバーが、ファンへの感謝の気持ちを歌詞にした「Lots of love」。スヒョンは感極まり、言葉に詰まる場面がありながらも、最後まで心を込めて歌い切ったが、歌い終えると堪えきれず、涙を流し、ステージを後にした。そんな余韻を吹き飛ばすように、アンコールでは元気よく現れたスヒョンとジュン。U-KISSのラッパー、イライとジュンのユニット曲「DAMN!!」をパワフルでエネルギッシュにパフォーマンスし、会場のボルテージを一気に上げた。ジュンが「イライさんには申し訳ないけど、スヒョンさんと歌った『DAMN!!』が良かったと思います(笑)」と言うぐらい盛り上がり、スヒョンも「また、こういう強いテンポのラップ曲やりたいですね」とジュンとのコラボに意欲を示した。
そして、10月11日(水)にリリースされるU-KISSの日本14枚目のシングル「FLY」のリード曲は、キソプが作った楽曲で、「メンバーみんなが1回聴いて、コレだって決まりました」と明かし、レコーディングもPV撮影も終わっているので、新曲を引っさげての活動が楽しみだと意気込んだ。(4ページに続く)