「取材レポ」ヤン・イクチュン&東出昌大が登壇!“「全シーン、全カットに魅了されました!」”韓国映画「息もできない」の三夜限定特別上映トークイベント第一夜開催!

重ねて「演技をしているときも、演出をしているときも、現場でリハーサルをしたり台本の読み合わせをして練習をするというのが、あまり好きではなく、私が好きなのは最初のテイクです」というヤン・イクチュン監督は、「息もできない」を撮影した時は初めは「どうゆう撮り方をするのか言ってくれないとわからないじゃないか!」と俳優たちから抗議が来たと明かした。そうした撮影方法に苦労する俳優も多いが、東出昌大は共演ができたら「ありがたいです。どんな役でも頑張ることには変わりないので、どんな役でも、機会があればやりたいです!」と意欲を見せ、共演に期待を持たせた。

またヤン・イクチュン監督は、東出昌大との共演について、「もし実現するのであれば、『ロード・オブ・ザ・リング』のような感じで、東出さんをホビット(身長120cm程の種族)にして、私をガンダルフ(魔法使い)にCGでそんな風にして、一緒に出演しできたらいいです(笑)」とユーモアを交えながら、提案した。

最後に東出昌大は「ヤン・イクチュン監督は、韓国での活躍もさることながら、日本と韓国の橋渡しをしてくれる方でもあると思うんです。国境や政治的な問題をまたいで、お互いに手をとり、芸術分野で頑張れるというのは素晴らしいことだと思うし、それを表現できる役者として、映画やドラマを作る側の人間として、尊敬されるような役者になれればなと島国で思う次第です」と、ヤン・イクチュン監督への気持ちと、これからの期待を込めた言葉を残した。(5ページに続く)

2017.08.08