韓国出身の注目の9人組ダンスボーイズグループSF9(エスエフナイン)が、8月4日、東京・豊洲PITで、初の単独公演『SF9 1st Concert in Japan "Fanfare"』を開催。8月2日の大阪・Zepp Osaka Baysideと併せた2公演で、約5000人を集めた。
SF9はヨンビン、ジュホ、フィヨン、チャニの4人のラッパーと、インソン、ジェユン、ダウォン、ロウン、テヤンの5人のボーカルから成る9人組グループで、2016年10月に韓国で、2017年6月に日本でもデビューしたばかり。グループ名SF9は、“Sensational Feeling 9(世界を驚かせる9人の少年たち)”の頭文字に由来している。日本デビューに先駆けた4月7日には東京・TSUTAYA O-EASTでトークパートとライブパートで構成されたショーケース『SF9 1st SHOWCASE IN JAPAN “Fanfare”』を開催し好評を納めたが、ワンマンライブは日韓でも初の経験。ダンサーやゲストなどは入れず9人のメンバーだけで、日本デビュー曲「Fanfare -Japanese ver.–」や、8月2日にリリースされたばかりの日本2ndシングル「Easy Love -Japanese ver.-」など22曲、約2時間のライブを展開した。
オープニングの「ROAR -Japanese ver.–」は車のエンジン音を模したハードな曲。スタートからメンバーたちの気合と気迫が伝わってくる。テヤンがアクロバティックを見せるとひときわ大きな歓声が上がり、会場が熱気で包まれる。続く「Easy Love -Japanese ver.-」では、イントロでメンバーの名前をひとりずつ叫ぶファンのコールもバッチリ。ジャケットをはだける振付で「キャー」と沸かせ、冒頭からステージとフロアの一体感が高まる。
日本デビュー2ヶ月でまだまだ日本語がおぼつかないが、MCも通訳を介さずすべて日本語で。カミカミになってもすかさずムードメーカーのダウォンがそれを笑いに変えるチームワークが冴えたが、ダウォンは前日のリリースイベントで芸人・永野に伝授された「ラッセン」ネタを絶妙なタイミングで取り入れて客席を巻き込むなど、バラエティ力の高さも見せた。
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