「インタビュー」大ヒット公開中『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』 主演キム・ナムギル& イ・ユンギ監督 ロングインタビュー解禁!

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<キム・ナムギル 主人公ガンス役 インタビュー>

Q1、本作を選んだ理由
台本を読むたびに違う印象を受けました。台本から僕が受けた印象を皆さんにも伝えたいと思ったのです。もう一つの理由は世間に対する憂慮ですね。最近は他人への配慮が薄れ、人間関係が悪化しているように感じます。僕はこの作品と出会い、人間が守るべきものは何かと考えさせられました。僕が台本を読んで感じ取ったものを皆さんと共有できたらと思い、出演を決めました。

Q2、イ・ユンギ監督と組んだ感想
監督の映画が持つ色というか、スタイルや特徴が前から好きでした。そういう部分に尊敬の念を抱いています。今回の物語は男女の区別なく、’人間’を描いた作品です。本作は人文学のような物語なので、そこに監督の感性が加わるとどうなるのか楽しみでした。そして監督と組むことへの期待感と不安もあったり、さまざまな思いで監督とご一緒しました。

Q3、チョン・ウヒについて
僕が共演した中で最高の女優の一人です。彼女と同世代の女優たちの中でも最高ではないでしょうか。演技や作品に対する姿勢や彼女の演じる時の感性だとか表現力の高さ、相手役との息の合わせ方などを見ても驚かされる点が多いです。彼女のおかげで助けられた場面もあります。なので、共演しながら感謝することが多かったですね。

Q4、演技のポイントは?
他人に見えない女性、ミソを相手に一人芝居をする時、観客の目に不自然に映らないように気を付けました。監督やチョン・ウヒさん、スタッフの方々もその点に気を使いました。視線の運び方や一人芝居が不自然に見えないことが重要だと思いましたね。

Q5、本作のみどころ
大切なものを見失いがちな世の中において、誰もが共感できる物語です。ぜひ多くの方々に過去や現在の自分と重ね合わせて見てほしいです。自分を重ねて観る中で温かさを感じ、癒されて欲しいと思います。本作が明日を生きる勇気を与えられたら嬉しいですね。多くの方々にご覧頂きたいです。最近の映画は優しい作品が少なくて、刺激的なものが多いです。そういう映画にも温かい面はありますが、本作は一線を画してると思います。劇場で残忍なシーンに震えあがったり、驚いたりするのが苦手な方々でも楽しめる作品です。(3ページに続く)

2017.07.31