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<イ・ユンギ監督 インタビュー>
Q1、主人公ガンスとミソの紹介
2人とも身近にいそうな平凡な人物で、それぞれに悲しい事情を抱えています。真面目に平凡な人生を歩もうとしているそんなごく普通の人物です。キム・ナムギル演じるガンスは保険調査員です。一見、平凡な職業にみえますが意外と特殊な職業です。
ガンスは愛する妻を失い、人生に迷っている男として描かれています。ミソは生れた時から目が見えないというハンデキャップを背負っている人物です。彼女は大変な環境で育ってきたうえに事故にまで遭ってしまいます。懸命に生きているのにうまくいかない、そんな数奇な運命を持つ女性ですね。
Q2、主人公ガンスにだけミソが見える理由
一種の運命でしょうね。映画をご覧になれば、2人が出会うよりもずっと前から運命的に結びついていたと分かるはずです。ガンスとミソはそれぞれに悲しい事情を内に抱えながら、それを口に出せない部分が似ています。ただ、それは彼らに限った特徴ではなく、多くの人がそのように生きています。感情を出せないのは特別な事ではありません。悲しみを言葉に出来ないのは、多くの人に共通する性質です。
Q3、キム・ナムギルとチョン・ウヒについて
いたずらっ子ですね(笑)映画の撮影現場にはどう頑張っても苦労がつきまとうものです。でも、2人は楽観的で辛そうには見えなかったですね。お互いふざけ合ったりして楽しんでいました。無理に明るくするわけでなく、ごく自然に楽しんでいました。2人は俳優として良いイメージが定着しています。でも本作では違う印象を受けるでしょう。完全に違う姿ではなく、より平凡でより親しみやすい、明るく可愛い人物として登場します。2人とも最近の作品で演じていた役がシリアスだったので、今回は正反対のイメージに見えると思います。
Q3、本作の見どころと監督の過去作との違い
本作は、心の休息になる映画を目指しました。本作の関係者にも観客にも癒しになれば嬉しいです。普通の感性を持つ人なら誰もが心を動かされる作品にしたかった。映画に感性を刺激されて癒されて欲しいです。最初から最後までリラックスして見られて癒しを得られる映画はあまり多くありません。本作が観客に癒しを与えられるかは公開してみないと分かりません。でも、それを目指しました。癒しが本作を作った一番の目的です。
出演:キム・ナムギル『パンドラ』、チョン・ウヒ『哭声/コクソン』、パク・ヒボン「プロデューサー」、ユン・ジェムン『ラスト・プリンセス』
監督:イ・ユンギ『チャーミング・ガール』 『アドリブ・ナイト』 『素晴らしい一日』
2017/韓国/カラー/韓国語/113分 英題:One day 原題:어느날 配給:ファインフィルムズ
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http://www.finefilms.co.jp/oneday
【スペシャルコメント動画 上映決定!】
8月5日(土)~8月11日(金)までシネマート新宿、シネマート心斎橋、ディノスシネマズ札幌劇場にて本編上映前にキム・ナムギル&チョン・ウヒのスペシャルコメント動画が公開されます。ぜひお越しください。