「コラム」ソ・ジソブ/優しさと強さが共存する俳優

 

約束をきちんと守る

ソ・ジソブの人気を決定づけたのは、『バリでの出来事』と『ごめん、愛してる』であった。
ともに、2004年に制作されている。
それ以後の5年間、ソ・ジソブの俳優人生は平坦ではなかった。
2005年には兵役義務を果たすために、2年間の空白を余儀なくされた。軍隊で服務したわけではなく、代替要員として役所に勤務したのだが、演じたくても演じられないもどかしさは、いかばかりだっただろうか。

復帰したあと、大作ドラマの『カインとアベル』の主演が決まった。しかし、制作は大幅に遅れ、ストーリーも大きく変わってしまった。
かなり困惑しただろうが、それでもソ・ジソブは、「出演する」という約束をきちんと守った。
その間には、カン・ジファンと一緒に『映画は映画だ』に主演し、大ヒットも記録している。(ページ3に続く)

2017.07.26