「インタビュー」2AM スロン「ミュージカルは、僕の中になかったものを表現できるジャンル」

写真=10asia

 

Q. 2AMの曲と、さまざまなデュエット曲では、特有の美声が強みだった。ミュージカル、その中でも「マタハリ」のように悲壮なジャンルであれば、練習しながらもストレスになっただろう。

スロン:美声と濁声に分けるなら、美声の中でエネルギーを作るものであって、濁声で行くわけではない。生まれつきのものは変えられないから、美声の状態で補完できる適当な所で表現するよう練習して研究した。まず大きな劇場の舞台に上がるのだから、テンションを上げようと努力した。まだ多くの悩みがあるし、今でも整理して補完している過程だ。

Q. 共演するチャ・ジヨン、オク・ジュヒョン、オム・ギジュンまで、ベテランから多くのことを学び刺激も受けるだろう。

スロン:チャ・ジヨン姉さんが色々と助けてくれた。本当に良い方だ(笑) 性格も僕と似ていて、たくさん話をした。実姉が出産を控えているのだが、姉に直筆の手紙とベビー用品まで買ってくれて感動した。

Q. 2ヶ月の練習期間中、逃げ出したかった瞬間はなかった?

スロン:決めた事に後悔したことはない。本会場で初のランスルーの時に、思っていたより結構舞台が大きくて、もっとエネルギーを使わなければならなかった。その時ちょっとメンタルが崩壊しそうになったが、何とかしようと心に決めて5日ほど分析した。大声を張り上げたからって、エネルギーが目に見えるものではないので、演技的に引き上げて吐き出さなければならなかった。

Q. どの部分に主眼を置いて舞台に上がったの?

スロン:声量よりも伝達力が重要だと思う。声においても、一番いいのは伝達力だ。演出ともそう話をして、声量はマイクがあるから大きくすることはできる。一方、伝達はまた別の問題だ。声の音波のことだが、共感を得る声と伝達力が良い音を研究しながら感じた。最も重要なのは、正確な表現と共感がなければならない。初めての公演の時は、緊張して僕も思わず大きく見せようとしていた部分もある。次回からはそんなことを補完するつもりだ。より良い舞台を見せることだけに集中している。

Q. 生放送とも言えるミュージカルで演技力も伸びるね。

スロン:編集なしで2時間半の間ストーリーを導いていく。勉強にもなるし演技の面で役に立つ。ある人物の起承転結を一度に表現してみるのは今回が初めてだから、そのような部分において感情的に役に立ち、ドラマ、映画とは別の没入をする。

Q. やればやるほど簡単ではないジャンルというのも感じるだろうし。

スロン:本当に難しいけど、表現するのは面白い。僕の中にないことを吐き出して表現でき、歌も感情的に増幅させてみるので気持ちも清々しい。公演をしながら多くのことを悟る。表現する共感帯は同じだが、その中で様々な強弱の調節をすることができる。

Q. 2008年にデビューして今年で10年目になった。自らを振り返ってみてどんな気持ち?

スロン:大変だったし楽しみもあった。同じ年台の人々より、もっと多くの事を体験することができて感謝している。人生というのは、大変な部分もあるが、また楽しいとも思うでしょう(笑) 責任感が大きくなるほど、また性格上そんな事を受け入れて、仕事も楽しむ。楽しく生きようとする。

Q. 初めてのミュージカル挑戦に、久しぶりにニューアルバムも出した。

スロン:「マタハリ」の出演決定前から、長い間準備をしていたアルバムで、タイトル曲「YOU」は、心地よい曲だが、壮大なサウンドが滲み出る曲だ。Beenzinoがフィーチャリングに参加してくれた。アルバムを通じて音楽で少しずつ発展させていっている。収録曲「That’s Right」は、過去の経験に基づいて歌詞を書いた。好きな女性が彼氏と別れて慰めてあげるそんな内容…(笑) 作業している曲は、ほとんど経験から出てくる。

Q. 2017年は、ニューアルバムと「マタハリ」に集中する計画なの?

スロン:アルバムとミュージカル、2つが大きな課題だ。両方とも成功させるには大変だから、全力を尽くす。

 

元記事配信日時 : 2017年06月21日17時18分 記者 : キム・ハジン、写真 : イ・スンヒョン

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2017.07.06