アンコールでメンバーが登場すると、急に暗転し、流れる音楽と一緒に、一斉に「Happy Birthday」の大合唱。この日、28歳を迎えたヨンファへのサプライズの誕生祝いだ。メンバーから大きな花束を渡されるとヨンファも「昨日、夜中12時にメンバーたちがお祝いしてくれて、今日のリハーサルのときにスタッフさんがお祝いしてくれたけど、一番大切な皆さんが一番大きいパーティをしてくれました。本当に光栄です。今日のことは、死ぬまで忘れないと思います」と感動しきり。アンコールでも勢いが衰えず、「これからが本番。今まではオープニングです!」と、ファンとの幸せな時間は続いた。
「こんなに大きな場所でたくさんの人に会えるのは、来てくださる皆さんのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです」(ジョンシン)、「オープニングの「SHAKE」のときに思ったんですけど、“俺たちスゴイことやってるな”って(笑)。子どものころから見ている海外のアーティストのライブDVDと一緒の風景。これからもいい曲を作って、皆さんにいい思い出を作ってあげたい。僕らも若いころはケンカもしたけど、いい大人になったし、10周年といわずに、50周年までやっていけそう。これからもよろしくお願いします!」(ジョンヒョン)、「皆さんがいるから、楽しいライブができる。いつも感謝しながらライブをしています。僕はいつも一番後ろで他のメンバーの背中を見ながら演奏してるけど、これからもみんなを信じて行きます」(ミンヒョク)、「皆さんのおかげで幸せになれる。皆さんにも大変な時があると思います。そんな時に僕らの曲で幸せになってくれたら嬉しい。それが僕らの幸せです。今日よりいいライブでまた会いましょう。東京、名古屋、大阪、ありがとうございました。いいライブは、僕たちじゃなくて、皆さんが作ります。今日、本当にいいライブでした」(ヨンファ)と、この日のライブの素晴らしさと感謝を口々に述べたメンバーたちは、アンコール最後の「YOU’RE SO FINE」でもファンと大合唱。「We Love You! また呼んでください!」とヨンファの笑顔も弾けた。
「YOU’RE SO FINE」が終わると、再び一斉に「アンコール」の大きな拍手が沸き起こり、「すごく大きなアンコール!夏フェスみたい」と言うヨンファを中心にメンバーたちがしばし相談をすると、アコースティックナンバー「Angel」でダブルアンコールに応えた。さらに、「もう1曲やりたい! 最後はこの曲でツアーを終えたかった」というファンへの感謝を歌う5周年アルバムのリード曲「Glory days」でツアーを締めくくった。
MC中にも「皆さんひとりひとりに感謝の言葉を伝えたい」と、ステージから客席にむかって「ありがとうございます」と長い時間をかけて全方向に頭を下げていたヨンファ。「時間がかかるけど、来てくれる人の顔を覚える」と約束するジョンヒョン。支えてくれるファンへの感謝の気持ちと、音楽を通したファンとの交感に満ちたライブ。ヨンファの誕生日というだけでなく、彼らとファンの気持ちがひとつになって生み出した幸せの空間は、間違いなく、「CNBLUE史上最高」。しかし、日頃からヨンファは「ライブは、常に最高が更新されるもの」と言っているので、次のライブが早く見たくなる!
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