ヨンファの言う通り、今回のライブは2日間のセットリストが異なる。アンコール含めて22曲のうち、6曲はその日限り。ほかの16曲は同じといってもDAY1、DAY2で並びが変わる。まさに別モノといえるレベルのシャッフルで、聴き手側の印象も2日間がまったく違う。DAY1は、オープニングからトップギア。疾走感あふれるロックチューンが休みなく続き、ハッピーなムードへと繋ぐ。DAY2は、ディープな導入部を経て徐々にスピードを上げて、フロアと一体になっていくような構成だ。
本ツアーのタイトルでもあり、5月10日にリリースされた11枚目となる最新シングル「SHAKE」は、DAY1では本編最後、DAY2ではオープニングに演奏されたが、サラリーマンスーツの3組の男女ペアダンサーが花道から登場し、MV同様にキレッキレのダンスを披露。ヨンファもそのダンスをかなりの精度でマネていたが、客席のファンもヨンファに負けぬダンスと掛け声で楽しみ、ツアーのムードを彩る曲となった。
ステージ構成も『CNBLUE 2014 ARENA TOUR “WAVE”』以来の回転するセンターステージでのツアーとなり、3方に長い花道が延び、CNBLUEが近くに感じられる。DAY1では「Angel」、DAY2では「Lie」でヨンファ(g)、ジョンヒョン(g)、ジョンシン(b)の3人がその花道中央でしっとりと演奏を聴かせた。また、アンコールでは初日の東京公演からヨンファが指揮を執り、センターステージを中心に会場中で大きなWAVEを作ってきたが、ファイナルの大阪では、このWAVEも見事な出来で、1発でスタンド、アリーナ、スタンド&アリーナと順番に3周する美しいWAVEを作りあげた。
WAVEの成功が物語るように、とにかくバンドとフロアの一体感に溢れたファイナルにふさわしいライブとなったこの日は、「Wake up」ではヨンファだけでなく、ミンヒョク(dr)やジョンシンまでがコール&レスポンスを仕掛け、ラストに向かう「Radio」から「Between Us」への盛り上がりと一体感は、これまでのCNBLUE史上最高ともいえるくらい。スタートからメンバーたちも「大阪はアツイ!」としきりに言っていたが、メンバーたちも汗だくで最後までファンの声に応えていた。(3ページにつづく)