申し訳ないという思い
1つは、2012年7月15日に「さいたまスーパーアリーナ」で行なわれたライブイベントのときだった。
この日、キム・ヒョンジュンは喉の調子が悪く、リハーサルを中断し、病院で治療を受けてからステージに臨んだ。
開演は1時間遅れたが、そのことをキム・ヒョンジュンは心から詫びた。
「今日は、1時間遅くなってしまったことを皆さまにお詫びします。この公演中は、楽しいという気持ちと申し訳ないという気持ちがありました。正直言いますと、良くないコンディションでしたが言い訳になってしまいます。プロであればプロらしくコンディションを管理するのが大事だと思います。それができなくて、もう一度心からお詫びします。今日は、みなさまに申し訳ないという思いをこのステージで出し尽くします」
まさに、涙ながらのコメントだった。
体調が悪い中で全力を尽くしたキム・ヒョンジュンの姿は、ファンの1人1人が胸に刻み込んだはずだ。(ページ3に続く)