MBCドラマ「奇皇后」が視聴率28.7%で幕を下ろした。
30日、視聴率調査機関ニールセンコリアによると、去る29日夜10時より放送された「奇皇后」第51話は全国基準28.7%、首都圏基準31.7%の視聴率を記録したという。
自己最高視聴率は去る3月11日に放送された第37話が記録した29.2%で、全体の平均視聴率は21.9%だった。
「奇皇后」は、高麗出身としてチンギス・カンが建てた元の国から皇后に上りつめ、強大な影響力を発揮した実在の人物、奇皇后の人生を描いた時代劇。当初、主人公の奇皇后(ハ・ジウォン)をはじめとする主要人物を肯定的に評価するのは難しい人物だという側面から、歴史を歪曲したとの批判を受けて昨年10月に放送をスタートした。
制作陣は、放送直前にチュ・ジンモ演じる忠恵王の役柄を仮想の人物に変更し「フィクション時代劇」である点を強調するなど、否定的な世論を抑えようと努力したが、放送の末尾まで議論はなかなか収まらなかった。
しかし、出演者の熱演とスピーディーなストーリー展開、華麗な映像などが加わり、序盤から同時間帯の視聴率1位をキープした。
先月には、韓国ギャロップの調査で「視聴者が最も好む番組」に選ばれた。