日本と韓国は永久に隣国同士
「日韓パートナーシップ宣言」は、歴史問題でもめずに未来志向で日韓関係を良好に導いていこうというメッセージであった。
この宣言のとおり、金大中大統領は、それまで韓国で禁じられていた日本の大衆文化を段階的に開放していった。
さらに、2002年にはFIFAワールドカップ日韓共催大会もあり、日本と韓国の最良の関係は続いた。
しかし、その後は関係悪化の悪循環に陥った。政治が両国の不信感を募らせたのだが、民間レベルでも交流がとどこおるという残念な結果になった。
しかし、日本と韓国は永久に隣国同士であり、国を引っ越しさせることはできない。そうであるならば、今一度、19年前の「日韓パートナーシップ宣言」の精神に立ち返るべきだ。
「新たな日韓パートナーシップは、両国国民の幅広い参加と不断の努力により、更に高次元のものに発展させることができる」
「日韓パートナーシップ宣言」にあるこの言葉を励みにしたい。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
コラム提供:ロコレ
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