「取材レポ」KEVIN(元U-KISS)、俳優転身第一作「メイビー、ハッピーエンド」のロボット役で可愛さ&切なさ炸裂!

上演も折り返しを過ぎた5月25日(木)の夜公演は、俳優の道を歩むため、U-KISSを卒業し、本格的な俳優としての第一歩を本作で飾るKEVINがオリバーを、韓国ミュージカル界の中でも、実力ある歌唱力の持ち主として有名で、作品が途切れることのない、次世代を代表する人気女優ソン・サンウンがクレアを、大学路で生まれた数々の名作ミュージカルに出演し、韓国小劇場ミュージカルでその実力を磨いてきた名バイプレーヤー、ラジュンがジェームズを演じた。
ヘルパー・ロボットのオリバーは、内気で内向的だが、子供のようにピュアで優しい性格。古いレコード、ジャズ雑誌、紙でできた地図などアナログなものを好み、植木鉢に話しかけながら、規則正しい生活を送り、元の雇い主であり、友達だと思っているジェームズに会いに行くため、夜になると、空き瓶を拾ってコツコツと小銭を集めるという健気さも。


とにかく可愛く、愛おしいキャラクターなだけに、 “笑顔の天使”と呼ばれていたKEVINには、その佇まいからして、まさにぴったりの役だ。
見ているだけで、ほっこりと癒やされるKEVINスマイルはもちろん健在。さらに、外見は人間そっくりだが、角ばった動きや口調など、ロボット演技も見事で、天使のような純粋さやあどけなさを醸し出しながら、孤独だったオリバーが変化していく様子を表情豊かに演じる姿や、シーンによって声色を変えながら、透明感のある歌声で感情を表現する姿から、U-KISSのときとは違う、新しい魅力が感じられた。(3ページに続く)

2017.05.26