今夏、日本で4度目の上演となる韓国ミュージカル『宮(クン)』が大阪・シアターBRAVA!で開催される。
6月5日(水)東京・新大久保K-STAGE-O!にて、大阪公演の記者会見が行われ、主演のソンモ(超新星)、フン(U-KISS)、キソプ(U-KISS)、チェ・ミンファン(FTISLAND)が登壇した。
主役の皇太子イ・シン役には2011年、2012年と本公演が3度目となるソンモ、韓国でのミュージカルを終えたばかりのフン、そしてミュージカル『光化門恋歌』に続いての出演となるチェ・ミンファンがトリプルキャストを務め、イ・ユル役にはミュージカル初挑戦となるキソプが抜擢された。
ソンモ、フン、キソプ、チェ・ミンファンの順で報道陣からの大きな拍手に迎えられて登場!
ソンモ、フン、チェ・ミンファンはそれぞれのイメージにピッタリの黒い衣装でイ・ユル役のキソプは淡いブルーの衣装と4人揃って会見場に立つ姿は凛々しく、本公演への関心と期待感を高めるものとなった。
ソンモは「今回の『宮』の見所は出演する俳優たちが日本語でアドリブを入れるところがすごく面白いと思います。僕は毎日、超新星の曲を歌います。どの曲を歌うかはその日の気分ですので、それも期待して下さい!」と本公演の見所を語った。
トリプルキャストとなったイ・シン役にソンモは「もう3回目なので、今回はもっと余裕をもって、作品のイ・シンというより、僕のイ・シンを演じたいと思います」とし、フンは「イ・シンは冷たく見えるけど心が温かい男だと思います。ファンの皆さんには(U-KISSの中で)“僕は強い男。戦闘力が一番高い”と言っているので、強くて男らしい演技を見せたいです。」とテコンドー有段者らしいコメントで応えた。
チェ・ミンファンは「僕はFTISLAND の中でドラムを担当しているので、歌や演技の経験は少ないですが、歌に演技にと舞台に立ち、(観客に)何かを伝えることはドラムとはまた違う魅力があります。難しいとは思いますがたくさん練習しているので、たくさんの応援をよろしくお願いします。」と意欲的に答えた。
ミュージカル初挑戦となるキソプは「ミュージカルは初めてなので、まだ分からないですが演技と歌が中心になる舞台になるので、特にその部分に力を入れて皆さんにお見せしたいと思います。」と語った。
ミュージカル初共演となるフンとキソプ。 フンが「キソプは僕の一番親しい友達みたいなメンバーですが、イ・シン役として彼女(チェギョン)を守る為には戦います!でもキソプは僕の相手じゃないです(笑)。現実的にも僕の相手ではないので心配ないです(笑)。どう思いますかキソプさん?」と投げかけると「そうですね(笑)」と認めるキソプに報道陣からは笑みが漏れ、「舞台の中でフンさんと僕がフェンシングをするシーンがあってたくさん練習をしています。でも僕の失敗がちょっと多くて…申し訳ないと思ってます」と苦笑いを見せるキソプ。
「でも毎日一緒にいるので練習は簡単です。キソプさんが“シン!”と声をかけると僕も“ユル!”と返してこんな感じで練習しているので楽しいです」とフォローも忘れないフン。
2作目のミュージカルに本作を選んだ理由を尋ねるとチェ・ミンファンは「僕は性格が優しいほうだと思いますがイ・シンは心は優しく、でも表現の仕方が冷たくて優しくないんです。そういった演技が楽しく思えたので挑戦してみました。でも普段早口な僕はセリフをゆっくり話すのが結構難しいです。」と明かした。
ソンモから先輩としてのアドバイスを求めると「それは…特にないと思います(笑)。それぞれ自分のイ・シンを作ることだと思います。僕のイ・シンもソフトな感じになりましたが『自分のイ・シンを作ればいい』とアドバイスを貰ったので、皆も自分のイ・シンを作ってね(笑)」と呼びかけた。
すると「はい。承知しました(笑)」と瞬時に反応するフンに会場は大爆笑。 4人の息の合った様子に会見場は和やかな雰囲気に包まれた。
トリプルキャストということでそれぞれのアピールポイントを聞いてみるとフンは「僕はソンモさんには勝つ自信はないです(笑)。何故なら、ソンモさんは今回が3回目。どんどん上手くなって、いい演技を見せると思うので、勝つ自信はないです。でもミンファンさんには筋肉で勝つ自信があります(笑)。」とユーモア―たっぷりに話し「ミンファンさんと練習室で初めて会った時の事ですがいきなり『フンさん!腕相撲強いでしょ。僕とやりましょう!』と声を掛けられてしましたがミンファンさんは本当に弱かったです(笑)。
ミンファンさんは僕の相手じゃないです(笑)。」とエピソードも披露した。
チェ・ミンファンは「僕は他のお兄さんたちのイ・シンより若いから、イ・シン役が一番似合うと思います(笑)。若いシンを見せたいと思います。」とアピールすると「はい。負けました(笑)」と抜群のタイミングでツッコミを入れるフン。
ソンモは「僕はここで勝つといっても変じゃないですか(笑)。弟たちなんで…。僕は僕自身が演じた2回のイ・シンに勝つように、もっともっと頑張りたいと思います。」と答えるソンモからは自信と余裕が感じられた。 またそれぞれ自分自身をイ・シンとイ・ユルのどちらに似ているかとの質問にソンモは 「僕はイ・シンに近いですね。女性に対しても上手く表現できないですし、ちょっと暗いし…(苦笑)。スタッフさんからは(僕が)あまりしゃべらないから、ちょっと性格が暗いと思われているみたいで。でも心は温かいです(笑)」と答えるとフンは「実は僕の性格はユルに近いと思います。何故なら僕は本当に女性にやさしくて、愛嬌もあるし、女性が喜ぶ言葉を掛けられます。逆に変なことを言ってしまったら、僕の心が傷つきます(笑)。ですから、イ・シンを演じるのがちょっと難しそうです。でも頑張りますので、期待していて下