Q. ブライアンとパク・クァンホは全く違ったタイプだが、並行して演技するのは大変ではなかったか
難しくないと言ったら嘘ですね。ブライアンを演じる時は、そのシナリオだけを持ってセリフとその感情で演技しました。クァンホに変身しなければならない時には、また「トンネル」に集中しました。最初は混乱しました。両極端のキャラクターを同時に演技するために練習してみると自ら中間地点で妥協するようになるんです。そのために監督と沢山対話をしたし、それがいい結果を呼んだみたいです。
Q. 初のアクションシーンチャレンジか?
前の作品にもアクションシーンがありましたが、「トンネル」のように激しくアクションをして山で転がったり誰かを殴るアクションは初めてでした。山で撮影するので体にも本当に沢山ケガをしました。それでもできた物を見ると胸がいっぱいでした。監督も現場で会った人たちに自慢したそうです。実は、最初監督は怖い方だと思っていました。でも、ずっと一緒にしていくうちに「次の作品も一緒にしよう」と言ってくださいました。本当に気分が良かったです。僕という人間を信頼してくださるわけですから。
Q. 死体の演技というのは妙な気分だっただろう。
思った以上に大変でした。横になっているだけで出来ると思っていましたが、息も吸うことができなくてじっとしていないといけないから物理的にも難しかったし、寒かったです。初盤は、血まみれでなければ死体の姿で撮影をしましたが、変な気分でした。扮装のお陰で感情をいかすことができましたが、僕が臆病な方なので怖かったです。(3ページに続く)