「インタビュー」「防弾少年団」手掛けたパン・シヒョク氏「メンバーはみんな驚くほど芸能人っぽくない」

2013年6月にデビューし、いつの間にか4周年に向かって走っている。新人賞からはじまり、一段階ずつ上にのぼり続け、デビューから2年で自身初の音楽番組1位を獲得、その1年後には年末の歌謡授賞式で大賞トロフィーの主人公になった。現在は米国をはじめとする海外の舞台を掌握し、ビルボードが愛するK-POPグループに成長した。まぶしい神話を描く彼ら、それが「防弾少年団」だ。

「防弾少年団」はBIGHITエンターテインメント所属だ。作曲家パン・シヒョク氏(44)が代表を務める場所だが、あえて規模を問い詰めようとするなら、大型所属会社とは違いが生じるのが事実だ。それにも関わらず彼は「防弾少年団」を大ヒットに導き、韓国歌謡界をリードする存在となった。

そんなパン・シヒョク氏が韓国メディアの書面インタビューに応じ、「防弾少年団」に対する愛情や秘訣、今後について語った。


Q. -単刀直入に聞く。「防弾少年団」の大成功の秘訣は何か。
正直、よく分からない。ファンや記者、評論家らの話を総合すると、パフォーマンスが良く、音楽を世界のトレンドにいち早く合わせ、本人の話を込めているということだ。ここに、SNSなどさまざまなチャンネルを通してコミュニケーションし、親近感を与えることが秘訣のようだ。

Q.デビュー序盤と現在を比較すると、カラーが少し違うように感じるが。
どんな視点で見るかによって違う。アイドル市場はコンセプトが重要だが、視覚的で音楽的なコンセプトを見ると、明らかに「防弾少年団」はさまざまなカラーに挑戦した。「防弾少年団が変わった」という言葉も聞こえるが、会社内部では「変化」や「変身」という表現は使っていない。10~20代のストーリーを伝える観点は1度も変わっていないからだ。メンバーの年齢に合う音楽、流行、コンセプトをそのときに表現しているだけ。もともとあったコンセプトを裏切るのだとしたらファンは離れていくだろうが、そうではないのを見ると、一貫性があることを悟ってくださっているように思う。「防弾少年団」は初めから最後まで自身の話、自身の時代を言及し、隠したい事柄も正直に表現している。「今回はどんなコンセプトにしようか」、そんな企画は定めない。

(2ページにつづく)

2017.04.24