《結局、恋愛は合うか合わないか、マッチングの問題》
高橋: 結局のところ、スヒョクとヘジュンのどちらがいい男で、どちらが悪い男なのではなく、ヒロインに合うか合わないのか、だったと思うのね。だからミモが最初に無理してヘジュンと付き合うところがすごく大事なことだったと思うの。それが、「知るための必要な過程」だから。人間、「相手が好きだから」自分らしさを失っても尽くして付き合うときがあると思うのね。だけど、それだと自分じゃないって気がつくときがやってくるんだよね。
杉本: 恋愛ドラマとしては、結果はわりとすぐに読める作品なんだけれど、その過程がきちんと描かれていくところが、すごくよかった。それぞれが、これだけの事件を乗り越えたから生まれたハッピーエンディングなんだなって素直に受け入れられた気がした。
熊谷: 1話と16話のミモは本当に変わったものね。大人になったよ。ミモに限らず、どのキャラクターも成長するドラマだよね。バツイチのミモを筆頭に、結婚したものの夫婦関係に問題を抱えているダジョン、マリッジブルーのエラン、恋愛願望は強いのに相手がいないドンミ……、誰かに思い入れを抱ける、いいバランスだったと思う。
杉本: 現実主義、ロマン派、しっかり者……、それぞれのキャラクターも立っていた。だから4人の赤裸々トークや友情エピソードがとってもよかった。チャン・ナラもインタビューで言っていたけど「ガールズトークは元気の源」だって思う。今もまさにそうだけど(笑)。
熊谷: そのあたりは本当に『セックス・アンド・ザ・シティ』を彷彿させるよね。
高橋: それぞれに共感できる失敗エピソードがあって、それを乗り越えた先に幸せが見えたのがよかったね。やっぱりラブコメはハッピーエンドじゃないと意味がないもの。あとは、ヘジュンに幸せが訪れることを祈るばかりだわ(笑)。
※参加ライター:高橋尚子、熊谷真由子、杉本真理
「もう一度ハッピーエンディング」
DVD-SET1、2&レンタルDVD Vol.1~13 リリース中
各¥15,200+税 発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
DVD公式サイト:http://kandera.jp/sp/happyending/
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