話のネタが多い秘訣
時代劇になると、衣装や建物などの準備が相当大変で、スタッフや俳優は疲労困憊。それでも、懲りずに(?)時代劇を週2回ずつ放送している。
「なんで、こんなにドラマの本数が多いの?」
素朴にそう思うが、韓国の人たちはせっかちで「次の回を早く見たい」と思っているので、作る側もその需要に応えて週2回も作らざるを得ないのである。
とにかく韓国の人たちは好奇心が旺盛。隣の家の箸(はし)の本数までわかるというくらい他人に興味を持っている。その好奇心の矛先がドラマに向いて、視聴率もいいので、テレビ局はこぞってドラマ作りに邁進する。
日本では連続ドラマも10回でワンクールというものが多いが、韓国の場合はミニシリーズでも20回はあるし、50回連続のドラマも当たり前。それこそ、毎日放送するドラマなら平気で100回を超えていく。
「そんなに長くドラマを続けられるほど、話のネタがよくあるな」
そう感心するが、韓国ドラマが長い回数を作れるのは、出てくる人みんなの人生を細かく描くからだ。(3ページに続く)