仁祖と姻戚関係に!
仁祖はれっきとした正室がいながら、側室の趙氏を寵愛した。2人の間にできた娘が孝明(ヒョミョン)翁主(オンジュ)である。
仁祖はこの王女をとても可愛がった。
それがよくわかっていたので、キム・ジャジョムは必死に動いて、自分の孫の世龍(セリョン)を孝明翁主と結婚させることに成功した。
つまり、キム・ジャジョムは仁祖と親戚になったのだ。
そのおかげで、彼はますます権勢を強めていった。
まさに、キム・ジャジョムがいなければ政権が動かない、と言われるほどの実力者になったのである。
しかし、彼の権力は仁祖がいればこそ、であった。(ページ4に続く)