7男1女を育てる
仁穆王后は娘の幸せを願いながら1632年に亡くなった。
その直後から仁祖が態度をガラリと変えて貞明公主につらく当たったのだが、貞明公主は辛抱強く耐えて洪柱元と幸せな結婚生活を送った。
貞明公主にとって大きかったのは、やはり裕福な地主だったということだ。経済的な安定があったからこそ、彼女は7男1女を立派に育てることができたのだ。
そして、息子たちは相応に出世して家門を高めた。
1672年に洪柱元が66歳で世を去り、その13年後の1685年に貞明公主が亡くなった。享年82歳だった。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
コラム提供:ロコレ
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