「コラム」朋道佳のイチオシ14『7番房の奇跡』

2016年に韓国で大ヒットした映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』が今夏日本での公開が決定し、注目が集まっています。そしてこの映画にはプロローグ作品があるということでも話題にもなりました。その作品はアニメ映画『ソウル・ステーション/パンデミック』。この映画も今秋日本公開が決定し、期待が高まっています。この『ソウル・ステーション/パンデミック』で吹き替えを務めるのは、韓国映画界屈指の俳優『怪しい彼女』のシム・ウンギョンと『7番房の奇跡』のリュ・スンリョン。この2人の声の演技に期待しつつ、今回は2013年に韓国で大ヒットしたリュ・スンリョン主演の映画『7番房の奇跡』にスポットを当ててみましょう。

 

多くの人の心に残る作品


『7番房の奇跡』は2014年に日本でも公開されて大きな感動を呼んだ作品です。韓国国内の映画祭でも数々の栄誉ある賞を受賞し、今でも多くの人の心に残る作品の一つだといえるでしょう。
6歳児の心を持つ父親ヨング(リュ・スンリョン)としっかり者の6歳児イェスン(カル・ソウォン)は仲良し親子。もうすぐ1年生になるイェスンに「セーラームーン」のランドセルを買ってあげたくて、ヨングは日々懸命に仕事をしながら暮らしています。(ページ2に続く)

2017.02.22