ハンソンの複雑な感情を、俳優キム・テヒョンは眼差しで表現した。先月31日に韓国で放送された第14話のハンソンは、ダンセが祖父から鞭を打たれるが、一言も口にせず涙を流した。「お前の代わりに打たれているんだ」という祖父の鋭い目に「はい、お爺さん」と答えながらも、体をぶるぶる震わせた。ハンソンがダンセに感じた申し訳なさと、偉大な祖父への恐怖心が滲んでいた。
第4話でハンソンがあれほど拒んでいた花郎になると決心するシーン、第12話で兄ダンセに向かって「兄貴と俺は、逆に生まれてこなければならなかったんだ!」と泣き叫ぶシーンにおいても、複雑な感情を抑え込んでいたキム・テヒョンの表情演技が輝いた。「花郎」がデビュー作であることを考えると、悲しみや怒りなどが揺れる彼の目は、明らかに期待以上のものだった。
Vとキム・テヒョンの狭間で、“ハンソン”として最初のステップを踏んだ。もちろん、俳優として進むにはもっと成長しなければならない部分もあるが、デビュー作で時代劇を選んだということを考えると、次期作ではより良い姿が期待される。彼の次のステップは何だろうか。
元記事配信日時 : 2017年02月01日10時19分 記者 : ソン・イェジ、翻訳 : 前田康代、写真 : イ・スンヒョン
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