防弾少年団 V、キム・テヒョンとの狭間で見せた“新たな一歩”

アイドルが演技活動を兼ねる時、彼らは通常、芸名ではなく本名を使用する。舞台の上とは別の面を見せたいという覚悟であると同時に、アイドルに向けられる先入観から抜け出そうとしているからであろう。

防弾少年団 Vも、昨年12月KBS 2TV「花郎(ファラン)」で演技デビューを告げた際に“キム・テヒョン”という本名を使った。興味深い点は、キム・テヒョンが演じるハンソン役に、アイドルのVが滲んでいるということだ。

「花郎」は新羅時代を背景に、花郎の愛と成長を描いた青春時代劇。主人公はムミョン(ソヌ) 役のパク・ソジュンとサムメクジョン(真興王) 役のZE:A ヒョンシク、そして2人の男の愛を一身に受けるアロ役のAraだ。この他にもバンリュ(ト・ジハン)、スホ(SHINee ミンホ)、ヨウル(チョ・ユヌ) など、それぞれ事情を持ったイケメン花郎が3人もいる。“ハンソン”の分量が少ない訳だ。1話で5分もない程度だった。

それでもその存在感は格別だ。「花郎」の三角関係と政治の話が激しくなる中で、視聴者は、ハンソンが登場するシーンは劇にビタミンを与えているという反応である。

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2017.01.03