BTOBソンジェ&女優イエル、ドラマ「鬼」が見つけた宝石

人気アイドルグループBTOBソンジェと女優イエルが、tvNの金土ドラマ「わびしく燦爛な神(しん)-鬼」(以下、「鬼」)に出会わなければどうなっていただろうか。そして彼らに出会えなかったら「鬼」は果してこれほど満ち足りたドラマになっただろうか。
「鬼」は、不滅の生を終わらせるために鬼であるキム・シン(コン・ユ)が、自身の胸にささった剣を抜いてくれる運命を持って生まれた鬼の花嫁であるチ・ウンタク(キム・ゴウン)と、ひょんなことでキム・シンとルームメートになった死神(イ・ドンウク)とのエピソードを盛り込んだドラマだ。

ドラマは、キム・シンとチ・ウンタクのラブストーリーと、死神とサニー(ユ・インナ)の前世と現生を重点的に扱う。そのため多くの関心が、コン・ユやイ・ドンウクに集まっている。しかし、その渦中にも主演に劣らない存在感を発揮する助演がいるが、まさにソンジェとイエルだ。
このドラマでソンジェとイエルは、それぞれ鬼にはべる家門のユ・ドクファと神秘な魅力のサムシンおばあさん(妊娠・出産を司る神様)に扮している。ユ・ドクファは、ドラマでキム・シンと死神を出会わせる橋渡しの役割をして、サムシンおばあさんはミステリアスで常に重要な瞬間に現われてドラマのキャラクターの手助けをする。


ソンジェはこれまで「鬼」では、分別がなくていつも「カード」と叫ぶまさに最近の若者を演じてきた。ぴょんぴょんと跳びまわって、腕白で、死神であるイ・ドンウクの正体を知ってからも気安く「一番端の部屋のおじさん」と呼ぶひょうひょうとした姿は、ソンジェが演じたユ・ドクファの最大の魅力だった。(2ページに続く)

2017.01.08