アルバムではメンバーのヨンファとのツインボーカルで収録されている2曲だが、この日はジョンヒョンのみによるボーカル。特に「Blessed」はCNBLUEのステージでもまだ公開されていない、ライブステージ初披露の1曲となった。
興奮で歓声を上げた会場も歌が始まると、包み込むようなジョンヒョンの歌声に心酔。じっくりと熱を伝えて、じわりと興奮を浸透させていくジョンヒョンのライブが味わい深く、ジョンヒョンの曲に癒しのパワーがーあるかのように会場が温かい空気感で満たされた。
本編終盤、中学の頃から15年間も歌ってきたという尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」の韓国後バージョンを熱唱後には、今回の公演に合うジャズアレンジを加えた「Santa Claus is Coming to Town」「ジングルベル」「White Christmas」のクリスマスソングメドレーをプレゼント。ステージの天井に吊り下げられたミラーボールに、赤や緑のクリスマスカラーのライトが反射してメリーゴーランドのように会場とステージを回る楽しい演出がクリスマスムードを高め、ジョンヒョンは歌い終えると「クリスマスだからね。(クリスマスの曲を)ちゃんと歌わないとみなさんに怒られちゃうから」と優しい笑顔をのぞかせた。
クリスマスメドレーで一層勢い付くと、今度は「寂しくない」をキーワードにジョンヒョンと会場の楽しげな会話のキャッチボールがヒートアップ。「今日、私たちは寂しくない! 一緒に歌を歌える人がいるし」。そんな思いで「でかい声で、一緒に歌ってほしい」といつものように促そうとすると、「寂しくない!」と会場から大きな声で返され「(みんなが寂しい人と決めつけて)申し訳ございません。僕が間違ってました」と大爆笑のジョンヒョン。続く、大好きな曲だと話す本編最後の「Starlit Night」では、再びコーラスのスパルタ指導をスタート。最前列に座るファンを中心にマイクを向けて歌わせながら、「下手すぎ(笑)」「ギリギリ」「まだまだ」と容赦ないダメ出し。客席から「ひどい」といわれると「あははは。クリスマスに怒られてる(笑)。でもみんながでかい声で歌ってくれたら元気になると思う」と、とにかく全員参加こだわる姿勢が印象的だった。(3ページに続く)