ヘッドライナーは、1日目を日本メジャーデビュー5周年のアリーナツアーを終えたばかりのCNBLUE、2日目をアジアツアーの台湾公演を終えたばかりのFTISLANDが交代で務めたが、セットリストを2日間ガラリと変え、両日印象の異なるステージを展開。毎年日本でアリーナツアーを行っている彼らだけあって、カラーの違う2組のバンドであるが“ライブで盛り上げる”ことに関しては超一級。どのグループのファンであってもグルーヴのある音楽の前では、思いっきり身体が動いてしまう。そんな音楽の素晴らしさを味わわせてくれた。
CNBLUEは5周年記念ツアーで披露した彼らの歴史を彩るライブのテッパン曲のオンパレードで2日間を構成。「今年最後のライブ。皆さんがいるからいいライブになるはず。最高のライブを作りましょう!」と全力で歌い走りまくるヨンファに煽られるように、ファンも「Wake up」でヨンファが弾くギターのメロディーを追いかけて歌ったり、「YOU'RE SO FINE」ではコーラスを歌ったり、バンドとファンが音楽でつながる一体感を体験できるエンタテイメント色の強いライブを展開した。
FTISLANDは、初日は韓国語曲多目のスピード感のあるロック曲を中心に構成、2日目はハードからキュート、緩から急、ストーリーのあるロックで彼らの世界に引き込んだ。2日目の「PUPPY」では、「おもしろいことをしよう!」と、ホンギの遊び心が発動。ライブ中にメンバーと会場のファン全員で一斉にマネキン人形のように静止し、その様子を動画で撮影するという世界的ブームを巻き起こしている“マネキンチャレンジ”に挑戦。
この出来上がりには、「こんなにたくさんの人がやるのは、スゴクない?」とホンギもご満悦。「来年は、韓国でデビュー10周年」としみじみというジェジン、曲の間奏中にホンギも「今年もFNCにたくさんの応援をありがとう。幸せなライブにしよう!」と感謝を述べるなど、FNCをけん引するバンドとしての責任感も感じさせた。(4ページに続く)