935歳の「鬼」がこんなにかっこよくてもいいのか。
俳優コン・ユが、一年の幕を華麗に閉じようとしている。映画「釜山行き」で1000万観客を動員したの俳優の隊列に加わった彼は、4年ぶりに出演したドラマでまた飛翔した。ロマンチックコメディーやドラマに対するプレッシャーを打ち明けたコン・ユだったが、ケーブルチャンネルtvNの金土ドラマ「わびしく燦爛な神(しん)-鬼」の彼を見ると水を得た魚のようだった。
実はコン・ユは、もとからロマンチックコメディーによく似合う俳優だった。2007年に彼をスターに押し上げたドラマ「コーヒープリンス1号店」は、俳優としてのコン・ユが持った魅力を最大に引き上げた作品だった。彼にぴったり合った服だった。軍除隊後に出演した映画「あなたの初恋探します」もコン・ユの魅力が最大に生かされた作品だった。
ちょっと男らしくて、その一方で少年の初々しさと心に傷を持ったようなコン・ユの特有の表情は、女性ファンが湧きかえる最高の武器だった。だからこそ「鬼」への出演がいっそう嬉しい。映画「男と女」で大人の愛を語って、「サスペクト 哀しき容疑者」と「釜山行き」、「密偵」を通じてアクションにスリラーも魅力的に演じる俳優であることを証明したが、ロマンチックコメディーでも相変らずかっこよく輝くコン・ユだった。
「鬼」は、キム・ウンスク脚本家の作品として早くから注目され、コン・ユのテレビドラマへの復帰作という点でも期待が大きかった。12月2日の初放送以降、継続して視聴率が上昇しながら成績の上でも期待を満たしてくれたが、何といってもコン・ユのメロの眼差しをまた見ることができて、たくさんの視聴者が湧きかえっている。重々しくて、時にはいたずらでキュートなコン・ユの魅力が輝いている。(2ページに続く)