2月3日、日本武道館にて韓国ドラマ「ビッグ~愛は奇跡〈ミラクル〉~」のライブイベントを開催。ドラマは、事故によって18歳の少年の魂が乗り移った30代の医師と、女性教師のラブストーリー。
昼公演終了後に、「コーヒープリンス1号店」以来5年ぶりのドラマ主演となったコン・ユ、ヒロインを演じた今最も注目されている女優イ・ミンジョン、人気女性アイドルグループmiss Aのペ・スジが登場し、来日記念記者会見が行われた。
数多くのフラッシュが瞬くなか、盛大な拍手に迎えられて3人が登場した。
盛り上がった昼公演の興奮が冷めやらぬうちに会見はスタート。
コン・ユ:「1年半前の来日以来なので、本当に久しぶりです。ずっと映画の撮影をしていまして、今日は久しぶりに日本のファンのみなさんと触れ合えて、嬉しくてとても楽しかったです。
昼公演では、緊張してしまったところもあったのですが、夜公演には至らなかったところをさらに補って、さらに楽しいイベントをつくりたいです」。
イ・ミンジョン:「私はこんな風に日本のファンのみなさんにお会いする機会は初めてでしたので、とても楽しかったです。
そしてドラマ“ビッグ”をたくさんの方に愛していただいて本当に感謝しています」。
スジ:「このようなライブイベントは“ドリームハイ”につづいて2回目なのですが、ドラマ“ビッグ”を愛して下さるみなさんに会うことができて、本当に幸せでしたし、とても楽しかったです。私自身も昼公演では心残りな部分がありましたので、夜公演にはもっともっと情熱をそそいで頑張っていきたいと思います」。
Q.ライブイベントではトークも非常に盛り上がりましたが、昼公演で印象に残ったシーンはありましたか?
コン・ユが通訳を振りかえり「後ろに通訳がいるんですけれども…」と話し始めるとイベントを取材した記者から思わず笑いが起こった。 実はイベントで、医師に扮したコン・ユが観客を患者に見立てて診断をするというコーナーがあり、白衣を着たコン・ユに合わせ、通訳の根本さんがナース姿で登場し、会場は大爆笑で盛り上がった。
コン・ユ:「あ?みなさん昼公演をご覧になりましたか?後ろに通訳がいるのですが、リハーサルの時に看護師の衣装を着ると言っておいてくれれば、あそこまで笑わなかったと思うんですけど。本当におかしかったんです。日本に仕事で来るたびに通訳をしていただいていて、いつも大人しいイメージがあったのですが、ステージに立った時に看護師のいでたちをしていたので本当に笑えました」「こんなことを言うと気分を害されるかもしれませんが、通訳が看護師の身なりをしていたので、さらに公演が盛り上がったんじゃないかなと思います。この場を借りてお礼を申し上げます。通訳もやっぱりここまでしなきゃだめですよね?」と、再び会場は笑いに包まれた。
また、イベントでスジが歌を披露したことについては、
コン・ユ:「演技は一緒にしたのですが、こんな風にステージで歌を歌っているのを見るというのは本当に新鮮な気持ちでした。スジさんはmissAでも非常に有名で人気があるアイドルですよね。歌手としての姿を見たら、やっぱり素敵だな、歌手は違うなという気持ちになりました」と褒めると、日本語でスジは「ありがとうございます」と嬉しそうに微笑んだ。
イ・ミンジョン:「今日は本当にファンのみなさんがたくさん笑ってくれました。私がちょっとミスをしたり、少し話がもたついてしまった時にも、好意的に受け止めてくださって、時間がたつにつれてとても気持ちが穏やかになりました。みなさんに親切にしていただいて、本当にありがとうございました」。
イベントの3人でパンダの絵を描く場面で、イ・ミンジョンが本来白いはずの鼻の周りを黒く塗りつぶしてしまい、少し怖い雰囲気のパンダに仕上がってしまったことについて、
Q.イ・ミンジョンさん、パンダの絵は怖かったですね?
イ・ミンジョン:「(苦笑)私が記憶している限りでは、パンダの鼻の周りは確か黒かった気がしたんですね。だからあんな風に描いていてしまったのですが、ちょっと怖い絵が出来上がってしまいました。もしかしたら私の心にある恐怖とかダークな部分が出てしまったのかもしれないですね(笑)」。
そこで、コン・ユがすかさず、 コン・ユ:「先輩・同僚として申し上げますが、おそらくイ・ミンジョンさんには良くないことが起きているようなので、ちょっとサポートしてあげないといけないと思います。イ・ミンジョンさんのマネージメント会社の人も気を遣ってあげてください」とのツッコミに会場からは思わず笑いが。
Q.昼公演の印象は?
スジ:「リハーサルをたくさんしたのですが、いざステージに立つととても緊張してしまったんです。でも夜公演ではもっとリラックスして、自分自身も楽しみながら臨めそうだなと思いました。みなさんのリアクションも本当に良かったので、私自身もリラックスしてステージに立つことができました」とこたえて、なぜか一人で大笑いをするスジ。
そこで再びコン・ユが、 コン・ユ:「今、一人で話して、一人で笑っていましたよね?スジさんのマネージメント会社の方ももう少しスジさんに気を遣ってあげてください」とつっこみ、イ・ミンジョンもスジも会場も大爆笑に包まれた。
Q.スジさんは日本語で中島美嘉さんの歌を披露しましたが、missAとは違った緊張感がありましたか?
スジ:「日本語がそんなに上手ではないので、とても緊張したのですが、だからこそ一生懸命
に憶えました。」
Q.日本には何度もいらしていると思いますが、日本に来ると必ずすることや楽しみにしていることはありますか?
コン・ユ:「僕はすっとショッピングがしたかったんです。本当に撮影で忙しくて、韓国でもなかなかしない方なのですが、日本に来ると、韓国にはないブランドもあったりするので、なんとかショッピングをしたいと思っていました。今回は撮影の合間をぬってなんとか来日しました。大切なイベントもあったのですが、初日は、慌ただしくショッピングをしました。それから日本の食べ物も大好きです」。
Q.何か今回買いたいものは?
コン・ユ:「特には決めていなかったのですが、自分の目で見て気に入ったものを買いました。ちょうど日本はセール中だったんですよね(笑)。45%、50%オフだったので良い品を安く買いました。セールって本当にいいですね」と笑いを誘った。
Q.イ・ミンジョンさんは日本で楽しみにしていることは?
イ・ミンジョン:「実は友達が日本で勉強していたということもあって、日本にはしょっちゅう来ていました。来るたびに味噌ラーメンとたこやきを食べていたのですが、今回はスケジュールの都合でまだ食べられていません」。 すると、「明日、食べられるよ」と言うコン・ユ。
Q.みなさんで一緒に行かれるんですか?
コン・ユ:「はい、明日、時間があれば行きたいと思っています」と仲の良さを垣間見せた。
Q.スジさんは何か楽しみにしていることは?
スジ:「私はいつも面白いものやちょっと変わったものを買うんです。実は、昨日も少し買ってきました」。 コン・ユ:「ドン・キホーテ?」 スジ:「はい。そこに行って仮面とかメイク用品や洋服を買ったりしました」。 「面白い商品がたくさんあります」。
コン・ユ:「おそらくステージで見られると思いますよ」。 イ・ミンジョン:「でもそれをかぶったら、スジさんだか誰だかわからないかもしれませんね」と先輩二人からツッコミが。 そんな二人にスジは「プレゼントいたします」とやり返した。
Q.“ビッグ”の見どころと、魅力は?
コン・ユ:「“ビッグ”は現実には存在しない、ファンタジードラマです。なので、こんな風に見て欲しいです。例えば“こんな話はあり得ない”と思うのではなくて、これは現実にはない話だと知った上で、気楽に見ていただけるとより楽しんでいただけると思います。そして、多少、身の程知らずかと思うのですが、この歳にして僕は10代の演技をしました。非常に申し訳なく思っているのですが、頑張って演じましたので、どうか大目に見ていただければと思います。それ以外にはこの両脇にいる二人の素敵な女優さんの演技も見どころです」「このドラマを一言で表現するとしたら、“一人の少年の悲しい恋”と名付けたいと思います」。
イ・ミンジョン:「ドラマの最初の部分では二人の男性が入れ替わってしまい、非常にコミカルな要素がたくさん出てきます。でも、コン・ユさんが言った通り、悲しい童話のラブストーリーと言えます。お互いに愛し合っているのに、それを表現できないという非常に悲しいメロドラマというのがポイントになると思います」。
スジ:「お二人はすごく悲しいメロドラマと話されていましたが、お二人がそういうラブストーリーを演じている時に、私は暴走機関車のような自分だけの恋愛の仕方をしています。私の恋愛もそれなりに悲しい物語ですので、それも見どころの一つではないかと思います。あと、もう一つはマリ(スジの役名)のファッションだと思います。毎回マリは独特な可愛らしいファッションをしていますので、それも見どころの一つだと思います」。
Q.お互いに共演者への印象は?
コン・ユ:「二人にはこの作品で初めて会ったのですが、イ・ミンジョンさんの第一印象は、ニコニコ笑っていて、その笑顔がとっても可愛かったです。お姫様のような可愛らしい見た目とは違って、良い意味で男っぽいところがあるんです。性格がとても気さくで。僕はそんな性格が好きなので、一緒に仕事をしてとても気楽にできました」。「スジさんについては、自分はスジさんのいちファンだったんです。軍隊にいる時から見ていて、とても好きでした。たぶんスジさんのことを嫌いだと言う韓国の男性は一人もいないと思います。今まで先輩・後輩として会ったことはあったのですが、共演するとは思ってもいませんでした。スジさんが出演した“建築学概論”という韓国でヒットした映画がありますが、そこでもスジさんの演技が良かったです。作品も僕も大好きで観ました。そのスジさんと一緒に共演することができました。今までは先輩の俳優さんたちと仕事をすることが多かったのですが、今回のように後輩の皆さんに囲まれてというのは初めてだったと思います。そのおかげで本当に明るいエネルギーをいただくことができて、新鮮な気持ちで楽しくできました」。
イ・ミンジョン:「共演前、コン・ユさんは、ダンディーで爽やかなイメージがありました。今回ご一緒したら、ドラマにでてくるキョンジュン(18歳の少年)のように少年のような姿や非常にピュアなイメージがたくさんあるんだなとわかりました。スジさんはここにいる皆さんもおわかりのとおり、少し天然なところもあるのですが(笑)、それがまた本当に可愛くて。可愛いお嬢さんだなという印象でした。年の差があるにもかかわらず、あまりそれを感じさせず、距離感なく接することができて、私のことも慕ってくれていたので、とても良かったです」。
スジ:「お二人とも先輩で、とても緊張していたのですが、お二人ともユーモアがありますし、面倒見も良くて、本当にこちらが楽になるような接し方をしてくださったので、私は現場に行くのがとても楽しかったです。また、ミンジョンさんとはとても楽しくお話しできましたし、色々なことを教えていただき、本当に良かったです。なので、撮影現場に行っている時、とても幸せでした」。<
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Q.イベントではコン・ユさんの“プイン・プイン”(韓国で流行った愛嬌をふりまくポーズ)が披露されましたが。
コン・ユ:「(苦笑)ご覧になった方…申し訳ありませんでした」とテンション低くコメント。 「ドラマのなかでも本当にやりたくなかったんです。個人的にもああいう風に愛嬌をふりまいたりするのは、あまり好きではないんです。どうしても照れてしまうのでなかなかできないです」。
Q.最後に日本のファンへメッセージをお願いします。
コン・ユ:「前作品の映画“トガニ”のプロモーションで日本に来たいと思っていました。でもこのドラマの撮影でスケジュールが合わず、監督だけ来日しました。その時に、本当に残念でなりませんでした。一緒に来て、その作品をみなさんに紹介したかったです。これまでは大体、1年に一度くらいは来ていたのですが、今回はインターバルが長くなってしまいました。今回、“ビッグ”で久しぶりに来ることができて嬉しく思っています。ですので、この時間を心から楽しみたいと思っています。そして、いつも来るたびに歓迎していただいて、みなさんには感謝しています。個人的には秋ごろに単独でファンミーティングをしたいと思っていますので、またその時に良い時間を過ごしたいです」と嬉しいファンミーティングの予告までしてくれた。
イ・ミンジョン:「今回はこのイベントで日本に来ることができて、本当に良い思い出が一つできました。これからも一生懸命に頑張って活動していきたいと思っています。そんな活動を通してみなさんと再会できれば嬉しいです。ありがとうございました」。
スジ:「私にとってこのドラマがとても記憶に残っているのと同じように、日本のファンのみなさんにとっても、とても記憶に残る作品になれば良いなと思います」。そして最後の「カムサハムニダ!(ありがとうございます)」という元気な笑顔の挨拶に、記者たちも思わず一緒に笑顔になった。
最後には、節分の日にちなみ、3人でカメラに向かって「“ビッグ”な福はうち!」と豆まきを披露。勢いよくまいてしまい豆が無くなってしまったスジに、コン・ユとイ・ミンジョンが豆を分けて、再度撮影をするなど、そこでも自然に仲良くする3人の姿が見られた。
始終わきあいあいとした雰囲気のなか、3人の息のあったやりとりで会見は進められ、ドラマ撮影時の3人のチームワークや楽しかった様子などが想像できる、ほのぼのとした笑いの絶えない記者会見となった。
このライブイベントは日本武道館での公演の後、2月16日(土)には神戸ワールド記念ホールで昼・夜公演が行われる。
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取材:Korepo(KOREAREPORT INC)