「コラム」退任した韓国大統領の末路は哀れ?

 

歴代大統領の場合

518年間という長寿王朝であっただけに、朝鮮王朝の影響は現代韓国にも色濃く残っている。
歴代大統領が身内の金銭疑惑で窮地に追い込まれるというのも典型例の1つだ。
韓国の大統領は憲法の規定によって在任中は刑事上の訴追を受けないが、その反動なのか、退任後には立場がガラリと変わる。
全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)、李明博(イ・ミョンバク)といった歴代大統領は、退任後に「企業からの賄賂」「親族の金銭疑惑」などで検察の取り調べを受けたり、逮捕されたりしている。
全斗煥は死刑判決まで受けたし、盧武鉉は疑惑を恥じて自殺している。退任後の末路は哀れ、としか言いようがない。(ページ3に続く)

2016.11.16