SHINee、なぜバラードのカードを取り出したのか

201611121045776897_58267451f00cd人気グループSHINeeは、なぜ急にバラードのカードを取り出したのか?

SHINeeが、リパッケージアルバムの発表を前に、今回はバラードのタイトルを選択した。彼らの独特な音楽的なカラーをアピールしながら多様なパフォーマンスで話題になったグループなので、バラードのタイトルがなじみが薄く感じられるだろう。しかし、SHINeeだからいっそう特別な選択でもある。

SHINeeは、15日にリパッケージアルバム「1 and 1」を発表する。タイトル曲はバラード曲である「Tell Me What To Do」だ。その上、SHINeeは5thフルアルバムの既存曲にバラードで構成された新曲5曲と各曲のインストゥルメンタルバージョンが収められたCDを追加して構成する計画だ。まさに新しいSHINeeに会えるということだ。

SMエンターテイメントの関係者は、「『1 of 1』のアルバムを準備するときから、バラードだけで構成されたミニアルバム形式のCDがもう1枚追加されたリパッケージアルバムを計画していた。全曲がバラードで構成された新しいCDには、インストゥルメンタルバージョンの5トラックが追加されて、伴奏だけでも完成度の高い曲なのでSHINeeのアルバムを聴いてくれる音楽ファンに紹介してさしあげたかった」と明らかにした。

SHINeeがバラード曲をタイトルに選んだのは少し珍しいことだった。SHINee、は音楽的なカラーとパフォーマンスで注目されたチームだからだ。それだからいっそう期待される点でもあるが、SHINeeが選んだバラードタイトル「Tell Me What To Do」は、普通予想されるバラードとは違った曲だ。EDMの要素を加えたミディアムテンポのエモーショナルなR&Bジャンルだ。SHINeeらしいという簡単に予測しやすい選択をしなかったはずだという大いなる期待が加わる。

このアルバムは、SHINeeのバラードを待ちこがれたファンにはプレゼントともいえるアルバムになるだろう。SHINeeはパフォーマンスで強調されたチームではあったが、ジョンヒョンとオンユなどメンバーの歌唱力もすぐれている。パフォーマンスもSHINeeを代表するイメージのひとつだが、このアルバムを通じていっそう成熟した歌唱力までアピールするという戦略だ。SHINeeは特に彼らのカラーが強いチームだが、ジョンヒョンとテミンは既にソロアルバムを通じて多彩な音楽を聞かせてきた。

SMエンターテイメントの関係者は、「SHINeeのメンバーは、ボーカルの実力も良く、感性的な曲における解釈もすぐれている。パフォーマンスの実力もあるので、これまではパフォーマンスが引き立つダンス曲を主にタイトル曲にしてきた。今回のバラードのタイトルを通じて、SHINeeがライブとパフォーマンスが特徴のチームであるだけでなく、魅力的なボーカルを持ったメンバーで構成された『歌の上手なチーム』だという点をお知らせしたかった」と説明した。

音楽ファンは、新鮮なチャレンジとこれまで見せてきたSHINeeの姿とは違ったより多様化した音楽に接することができるという点で期待している。

2016.11.12