「コラム」第12回最悪の暴君・燕山君(前編)/康熙奉(カン・ヒボン)の「簡潔に読む!韓国の歴史」

堕落した生活

燕山君は、ことあるごとに学問を奨励する士林派たちを苦々しく思い、徐々に憎しみを募らせていく。

そんな燕山君に目を付けたのが、士林派と対立する柳子光(ユ・ジャグァン)だった。彼は、かねてから目ざわりだった士林派を一掃する好機とばかりに、燕山君に士林派の悪口を吹聴し続けた。

1498年、柳子光にそそのかされた燕山君は、大勢の士林派の処罰を断行した。これが燕山君が起こした最初の暴政「戊午士禍」である。この事件を境に朝鮮王朝の政治は堕落していく。

弾圧によって燕山君の行ないをとがめる者がいなくなると、彼は次第に政治に関心がなくなっていった。

張縁水(チャン・ノクス)という悪女が側室になると、燕山君の堕落した生活はさらにひどくなった。

彼は毎日のように宴会を開き遊び続けた。なんと、国家の正式な教育機関である成均館(ソンギュングァン)を酒池肉林の場に変えてしまった。

(後編に続く)

文=康 熙奉(カン ヒボン)

コラム提供:ロコレ
http://syukakusha.com/

2016.11.05