「インタビュー」「君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書」主演ハ・ジウォン、オフィシャルインタビュー

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男性キャラクターの行動で、ときめいたシーンは?
「周りの人たちもよく話していたのですが、年下のソンジェとデートする時ですね。足が痛くなるヒールを、楽な靴に履き替えさせてくれたり、そういう配慮にドキドキした、というところでした。それと、ジャージャー麺を食べさせてくれる場面もときめきました(笑)。なんだか自分が子供になったようで、相手に守られている感じがしたんです。そのシーンを撮影する時、周囲にいた全ての男性スタッフが、『そんな男性いないよ』と言っていましたが(笑)」

 

演じていて苦労したシーンは?
「ソンジェとの場面ですね。年下の彼に裏切られた後、泣きながらマスカラが滲む場面は、感情表現がとても難しかったんです。武術の練習をしたり北朝鮮の言葉使いを覚えたりすることよりも、視聴者の皆さんが感情に共感できるような表現をすることが一番難しく感じました。いろいろ考えて、台本にはなかったのですが、マスカラが落ちて広がるのを私から監督に提案したんです。でも、最近のマスカラはよくできいるので落ちたり顔に広がったりしないんですね(笑)。なので、泣く直前に、目の下にマスカラを塗って、乾く前にすぐ演技をしたんです。感情表現も大変でしたが、マスカラが落ちて流れるようにすることがもっと大変でした(笑)。幸い、視聴者の皆さんから共感の言葉をたくさんいただけて嬉しかったです」

 

 ウォン役のイ・ジヌクさんの印象は?
「ジヌクさんと私は、カメラが回っていないところでも、本当にウォンとハナのような雰囲気で話をしていました。普段からお互いを役名で、ウォン、ハナ、と呼び合ったり。ジヌクさんとは、不思議と長年の友人のような親近感がありました。リハーサル中も、演技と言うより本当のような感じがして。撮影現場でもいつも気を使ってくださって、最高の相性だったと思います」

 

ソフ役のユン・ギュンサンさんは注目の新鋭ですが、どんな印象を抱きましたか?
「一緒に演技をするのは初めてだったのですが、演技に対する情熱と愛情、エネルギーに溢れる方でした。あまりに熱心に演技されるので、心配になるくらいでした。なので、ユン・ギュンサンさんが最大限リラックスして演技ができるように、『自分の思うように自由に演じて大丈夫だよ、全部受け止めるから心配しなくていいよ』という話をはじめにしたんです。チャ・ソフという人物を最大限かっこよく演じるためにとても努力していましたね」

 

 魅力的な年下のソンジェを演じたエルさんはどうでしたか?
「本業は歌手なので、そちらの方が大事なのかなと思っていたのですが、演技への意識が非常に高い方で、とても努力家です。親切で人懐っこい方で、すぐに打ち解けることができました。撮影が始まって2回目に会った時に、私に体の管理をどのようにしているのかと聞いてきたんです(笑)。そんなエルさんがとっても可愛かったですね。私が普段愛用している健康補助食品やレモン水のレシピを全部教えてあげたら、効果があったと言っていました(笑)。彼とは今でも親しくしています」

 

本作を通して、視聴者にどんなことを伝えたいですか?
「私も30代ですが、30代の女性が自分の仕事や恋愛に向き合う姿をお見せしたいです。職場での悩みや恋愛、そして結婚、家族のこと。特に、結婚は本当にしなければいけないのか?という問題も含め、様々な選択肢をハナと一緒に考えてみるのもおもしろいかもしれません。そういったことを、カジュアルながらも繊細に、共感しやすく描かれたドラマだと思います。楽しんで観るだけでなく、自分自身の仕事や恋愛について考える機会になる、『君を愛した時間』がそんなドラマになるといいなと思います!」

(3ページにつづく)

 

2016.10.14