10月1日(土)、KNTVの開局20周年とDATVの開局7周年を記念したK-POPイベント『KNTV 20th & DATV 7th Anniversary Live 2016』が横浜アリーナにて開催。SUPER JUNIOR-KYUHYUN、2PM、K.will、NCT、BEE SHUFFLEが出演し、昼・夜二回公演で18,000人を動員した。
夜公演の直前にはフォトセッションが行われ、出演チームがひと組ずつ登壇。スカパー!の公式キャラクター スカッピーとポーズを取るなど、集まった取材陣のカメラに応じた。
今イベントのMCを務めるSUPER JUNIORのイトゥクは、キュヒョンとともに登場。二人で向かい合って手を合わせてポーズを取ったり、スカッピーの目を二人で隠すいたずらをしたり、キュヒョンがムービーカメラに向かい日本語で「かわいくなるように撮ってください~」と愛嬌を振りまいたりと、和やかな雰囲気を作り上げた。
今回、イトゥクとともにMCを務める“ますだおかだ”の増田英彦とイトゥクのツーショットでは、イトゥクと増田が揃って芸人ポーズをとったり、イトゥクが増田の相方 岡田のギャグを披露し、仲のよさをアピールした。
最後は、ラグジュアリー感のある衣装に身を包み、佇まいからしてベテランの風格を醸し出した2PMが登壇。スカッピーとの撮影では、Jun.Kがスカッピーをメンバーの間に案内し、退場の際にはニックンがエスコート。ジェントルマンっぷりを見せていた。
19時、スクリーンに出演者の紹介VTRが流れ、夜公演がスタート。トップバッターで登場したのは、日本を拠点に活動する日韓ボーイズグループBEE SHUFFLE。白と金を基調にしたおなじみの王子ルックで華やかなイベントの幕開けを飾った。
そして観客の大きな声援を浴びながら、ブラックスーツに身を包んだイトゥクと増田、KNTV・DATVアナウンサー 宮本優香がステージに登場。イトゥクは「今日は増田さんの相方をします。ねずみのチュ~、牛のギュ~。閉店ガラガラ~。出た!」と、早速ますだおかだの持ちネタを続けて披露。増田も「完璧!シャッターのキレがいい」と返し、息の合ったとやりとりを見せていた。
続いてのステージは、SUPER JUNIORも所属するSMエンターテイメントから今年デビューした大型新人グループNCT。今回は、NCT内ユニットであるNCT-UとNCT127に属する9人が来日。熱いパフォーマンスを繰り広げた。
NCT-Uのデビュー曲『The 7th Sense』のイントロが流れ、ステージに置かれたパネルが中央から開くと、スポットライトを背にしたNCT-Uがゆっくりとステージに現れた。新人とは思えないキレキレでシンクロ率の高いダンスパフォーマンスに、そこかしこから黄色い声援が飛ぶ。続いて、NCT-Uのボーカルチームであるジェヒョン、ドヨン、テイルがスタンドマイクに持ち替え、『WITHOUT YOU』を熱唱。ダンスだけでなく、歌唱力も抜群ということを証明した。
ここで9人全員がステージに登場し、挨拶の時間に。日本人メンバーのユウタは「緊張しちゃって(笑)関西弁が出ちゃうかもしれません」と言いながらも、しっかりとMC役を務めあげた。自己紹介では「かっこいい先輩がたくさんいるけど、見惚れんといてな!」とリップサービス。ファンたちをノックダウンさせた。
その後、NCT127が『Once Again』『Fire Truck』を続けて披露。『Fire Truck』では、アクロバットを始め、空中飛行や無重力ダンスなどキャッチーなダンスを次々に繰り出し、キラキラした10代の輝きをアピールした。
KNTVとDATVのCMをはさみ、再びMCタイムに。イトゥクと増田は、イトゥクが司会を務めるトーク番組『スターキング』のMCルックを真似た、赤い蝶ネクタイ姿で登場。増田がカン・ホドン ジュニアに扮し、二人で『スターキング』の決めポーズを再現した。続いて、イトゥクが増田にSUPER JUNIORのオリジナル挨拶を伝授。イトゥクが「僕たちはSUPER JUNIORエヨ!」と叫ぶと、会場に『ウリヌン ELFエヨ』というお約束の返しが響く。その一体感たるや! 「僕もやりたい!」と挑戦した増田は何度か失敗しながらも、最後はしっかりと決め、観客との絆を結んだ。
スクリーンに、キム・スヒョンやパク・ソジュンなど豪華俳優陣たちからのお祝いメッセージと、KNTV&DATVのヒストリーを映像で振り返る映像が流れ、K.willのステージへ。K.willといえば、ドラマOSTを多く歌う“OSTの貴公子”。この日は、DATVで放送予定の『太陽の末裔 Love Under The Sun』の挿入歌『言って!何してる?』、KNTVで日本初放送した『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』から『Real love song』を披露。力強くも甘い歌声で、会場全体を温かい雰囲気に包み込んだ。
歌の合間には、ライブで鍛え上げたトーク力を遺憾なく発揮。「ご覧のとおり、出演者の中で僕が一番の高齢で、僕だけアイドルではありません」「ドラマに出演している男性はかっこいいですよね。でもあれはドラマの中だけ存在しているんです。僕は韓国人だけど、友人を見てもあんなではないです」と、淡々とした口ぶりながらも、随所に笑いを加えるトークで、会場を盛り上げた。また、ペットボトルの水をストローで飲み「おかしいよね」と言って直飲みするという、K.willのライブの鉄板ネタを披露すると、K.willファンから「ヒュ~」という歓声が上がった。
K.willの真骨頂とも言えるバラードナンバー『恋しくて恋しくて恋しい』では、ステージにスモークがたかれ、幻想的なステージを演出した。「今日はいい日なので盛り上がる曲を歌いますが、僕はバラード曲が本当に多いんです。これもご縁なので、一度、僕のことを検索するのもいいのではないかとおもいます(笑)」と言ってもう一度沸かせると、ラストソング「胸がときめく」へ。観客たちが手拍子をしたり、サビを合唱しながら幸せそうな笑顔で聞いていたのが印象的だった。(2ページに続く)