今までもワルさとキッチュさの半面、アンニュイさや美しさも持ちあわす多ジャンルにわたる楽曲でファンを作品毎に楽しませるBlock Bだが、もはやそれは目まぐるしく変わるアクターの要素すらも感じさせる。しかもそのどれもなぜかBlock B にしか出せないムードを纏い、Block B はBlock B でしかない上に、他の誰の追随も許さないことを再認識させるが、今回はさらにそれを耳につきつけられる。
また、ライブイベントでは既に披露されていた高音ボイスの情感たっぷりなメインボーカルTAEIL ソロの「君はどこに(Japanese Version)」と、韓国のダンスバトル番組で1位を記録するほどのダンススキルと特徴的な歌声に加え、日本語の流暢さはメンバーの一二を争うU-KWONソロによる自身の主演映画主題歌に起用された「痛くない」を初CD収録。また韓国でもBlock B のWARUGAKI 面が色濃くでた人気曲「NILLILI MAMBO」の日本語バージョンも収録される。
誰もが待ちわびたJAPAN 1st Album の価値の高さは、K-POP ファンのみならず、アンテナの高い耳の肥えた音楽ファンも聴いておくべき作品だ。
アートワークも今回はレトロさと新しさを併せ持つビビッドなものに。さらに今回「My Zone」のミュージックビデオも制作中とのことで、まだまだファンを楽しませる要素があるようだ。
また今回は特に初の日本でもアルバムリリースのため、数々のリリースイベントも大盤振る舞いの様相。何が何でもチェックしてほしい。
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