「インタビュー」チュ・ジンモ「愛するウンドン」DVDオフィシャルインタビュー

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Q)モノローグの場面が多かったですが、お芝居との違いは?
最初の頃撮影前に、台本の理解とキャラを分析しながらモノローグを読んでいた時、自分自身がバカかと思うほど、本を読んでいるように感情が一つもはいってなくて、感情を入れようとしても、自分が恥ずかしいと思うくらいの表現しかできませんでした。まわりは“役者ならそのくらいできるだろう”と言うんでしょうが、読んでいる本人だけが分かることなんです。感情がうまく掴めないから、無理してお芝居する状況が本当に嫌でした。なので、撮影に入ってからしばらく経っても、どうせ録ってもやり直しになるし、とモノローグを撮っていなかった記憶があるのですが、初放送の2、3日前ぐらいにやっと録音しました。感情が掴めたらNGもなく一発で全部モノローグを収録しました。

 

Q)モノローグを録音する時に、その場面の映像を見ながら録りましたか?
最初は映像を見ながら録音しようとしたのですが、映像を見るとそっちに感情が入ってしまって、自分で感情を取り直して入ろうとすると、自分の感情が深くなりすぎるし、モノローグを聞く人は重すぎると感じるかもしれない。なので、頭の中で場面をたくさん描きながら、モノローグを録っていた記憶があります。とても不思議なのが、そういう感情で録ったモノローグと映像をマッチさせた時に、妙に雰囲気が出た気もしますし、だからたくさんの方から愛されたのではないかと。もし私が映像だけ見てモノローグを録っていたら、感情を入れすぎで見ている側は負担に感じたと思います。普段のナレーションを録るときとはちょっと違いますね。とても特別な思い出として残っています。

 

Q)ソ・ジョンウンと初めて電話した時のシーンについて
確信は持てなかったとは思います。もし、ウンドンだと確信していたらああいう表現はしなかったと思いますし。ウンホが待つ過程の中で、どれだけの女性を見てきてどんなことを考えていたと思いますか?もしかして、あの女性がウンドンではないか?いや、あの女性か? ウンホは習慣的に慣れていたかもしれないと思ったし、ウンホはジョンウンをいろいろ知るうちに一番ウンドンに近い人だと感じたから、感情で近づいたという気がします。ジョンウンが自分ではない、というからウンホはまた気を抜くのですが。もし確信していたら、もっとしつこかったはずです。ウンホはジョンウンに会った時、勘違いだろうと思いながらも、もしかして、という気持ちで近づいたのです。

 

Q)キム・サランさんとの共演について
サランさんはドラマを4年ぶりにやるので大変だし、演じる役も、今までに比べてかなり多くなったことにプレッシャーを感じていました。それで私はサランさんに“全部合わすから好きなようにしていいよ”と伝えました。

 

Q)現場ではムードメーカーで有名ですが、その秘訣は?
わざとそういう行動をとっているわけではありません。私自身が現場の雰囲気に左右されるタイプなので、現場に交流がなくて空気が重かったりすると、芝居ができないんです。まずは自分が先に雰囲気を上げておいて、気持ちが楽になってから芝居をしたいので、どれだけ大変で疲れていても、撮影前にスタッフたちと一度笑いあってから撮影に入ります。気まずい雰囲気は嫌ですね。自分が率先して現場を笑いのある雰囲気にするほうだと思います。

 

Q)本作の魅力は?
本作の一番大きな魅力は、よくあるストーリーだが、よくある描き方をせず、よくある演技でも、構成でもなかったところだと思います。視聴者がチャンネルを変えずに、ずっと画面から目を離すことができないようにできたのは、役者がうまく演じたというより、演出的な部分が多かったし、脚本も良かったし、役者が自然に演じられるように場をつくってくれたスタッフの力も大きかったし、そういったすべての部分が合わさって現場が生きていたので、いい結果に繋がったと思います。

 

Q)本作のみどころは?
誰かが言いました。「愛するウンドン」を一度みると最後まで観てしまうドラマだと。この言葉はとても嬉しかったですね。そのくらい私たちが、最初から最後まで気を抜かずにとても充実したドラマだと思うので、一度観てくださると、目の離すことができないドラマだと思います。

 

Q)これからの計画は?
今は新しく入る作品の準備をしていて、その作品の人物に近づいていく時期なのですが、ウンドンのインタビューをうけたりして、実は頭の中が大変です(笑)でも「愛するウンドン」に対するいい思い出といい役を演じられて、幸せな記憶をたくさん思い出しました。
ウンホのキャラを表現した時に、まわりからびっくりしたと結構言われましたが、それでもまだ自分の10分の1しかお見せしていないので、今後これ以上の芝居を期待して欲しいし、また違うキャラクターで、色のある俳優になりたいと思っています。「愛するウンドン」にたくさんの応援をお願いします。私の新しい作品にもご期待ください。

 

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【公式サイト】www. eundong-t.jp
【予告編】https://www.youtube.com/watch?v=iy2NLBXVRhw

2016.09.15