イ・ジュンギ主演「月の恋人」のふたつのキーワード、皇子のロマンスと宮廷闘争

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今年下半期の期待作「月の恋人」のふたつのキーワードが公開された。前もって公開されて大きな話題を集めた1次ティーザーを通じてうかがうことができるふたつのキーワードは、まさに「ロマンス」と「宮廷闘争」だ。29日に初放送されるSBSの新月火ドラマ「月の恋人-歩歩驚心:麗」(以下「月の恋人 」)は、王権の争いのど真ん中に立つようになった皇子と皆既日食の日、高麗の少女ヘスに憑依した現代の女性コ・ヘジンが描く愛と友情、信義の宮廷トレンディロマンスだ。

第1次ティーザー「血の君主編」は、5日めに70万ビュー(5日午前8時NAVER TVキャスト基準)を越える記録を出した。「血の君主編」のテーマは、時空を超越した女性の運命的な愛と、悲劇的な運命に生れた皇子が繰り広げる宮廷闘争だった。

視聴者がこのティーザーで注目したのは、皆既日食を通じて高麗で出会った21世紀のヘス(イ・ジウン:IU)が、4皇子ワンソ(イ・ジュンギ)を含む皇子の闘争の中で身を震わせている様子だ。また薄い氷の上を歩くように生きなければならない人物の運命と切なさが爆発する。
「月の恋人」のロマンスのポイントは、4皇子ワンソ、8皇子ワンウク(カン・ハヌル)、そして現代から高麗にタイムスリップしたヘスだ。コ・ヘジンという名前の女性は、皆既日食の日に高麗時代の貴族であるヘスの体に入りこんでしまって、そのヘスの高麗時代への適応記からロマンスが始まる。

現代の女性であるヘスの口調と気質、積極的な行動は、高麗時代の人々の注目を集めて、4皇子ワンソと8皇子ワンウクの視線は自然とヘスに向かう。誰にも言えない秘密を抱いているヘスは右往左往しながら愛に出会った。
現代女性ヘスのドタバタの高麗適応記は、このドラマの見どころだ。また現代女性と高麗の皇子の時空を超えたロマンスは誰でも一度は夢見るラブストーリーであり、視聴者のハートを強打すると期待される。イ・ジュンギとイ・ジウン、カン・ハヌルの3人の俳優が作りだすラブストーリーを中心に他の人物のロマンスも美しく展開する。

ロマンスは皇子の運命的な皇位競いにつながる。愛と友情を深めた花のような皇子は、争いを避けることができない。高麗の太祖(テジョ)の数多くの皇子の中でただひとりだけが次期皇帝の座につくことができるため、皇位のための争いは宿命だった。高麗時代の皇太子の座をかけての宮廷闘争が、熾烈な頭脳戦と華麗なアクションで展開される。
守ろうとする者と奪おうとする者、単純な位置争いではない命がけの争いの中で視聴者は、歴史の秘密を知っている現代女性ヘスの目を通じてその争いを見つめることになる。

「月の恋人」の関係者は、「『月の恋人』には、現代女性と高麗の皇子の時空を超越したロマンスと、彼らの友情と愛、信頼関係が盛りこまれた。ここに宮廷闘争を大きな軸に悲しい人々のストーリーが誕生した。特に現代女性のヘスの目線で高麗時代を一緒に見つめながらその感情をたどっていけば、ドラマの大きなストーリーを感じることができるだろう。20部作なだけにドラマの流れに感情を任せてストーリーそのものを満喫してもらったら良いだろう」と語った。
また「月の恋人」は、「ドクターズ」の後続で29日午後10時に韓国で放送開始される。

2016.08.07