韓国俳優コン・ユがニュース番組に出演し、アンカーからネタバレに関する鋭い質問に時にはハラハラしながらも落ち着いてみせた。
コン・ユは21日のJTBC「ニュースルーム」に出演し、アンカーのソン・ソッキから映画「釜山行き」についてインタビューを受けた。撮影現場でのことや俳優としての人生などについて語り、新作への期待感を高めた。
「釜山行き」の人気をほめられたコン・ユは「予想できなかったくらい大きな関心を寄せてくださってうれしい」と答えた。ゾンビ映画だというジャンルに対する憂慮については「好奇心もあったが、心配もあった。ビジュアル的にどうやって具現できるかについて心配していた。ものすごい量のCGがあるが、ハリウッドに比べて足りない現実、どうなるかなどについて関心があった」と語った。
また映画に登場する問題意識についてコン・ユは「僕が感じたのは、我々と大きな違いはない平凡な人たちが乗り慣れた電車という空間で災難に遭った時、どう対処するのか、多様な時間が存在する」と説明した。撮影中にMERS(中東呼吸器症候群)が発生していたことについて「さらに恐ろしく感じていた。あの時、釜山でも感染者が出た。僕たちが釜山の海雲台(ヘウンデ)で活動していた。スタッフも含めて僕たちはずっとマスクをして毎日体温のチェックもした。滞在先のホテルから外に出られなかったし、ソウルに行くのも規制した」と当時を振り返った。
さらに変化について問われるとコン・ユは「恐れることが多くなった。逃したくないという欲も出てきた。持っているものがあると、余計に恐れることが大きくなる。以前に比べて自ら決めることが、年を取るにつれて知ることも多くなり、僕にとって偏見にならないかという恐怖が大きくなった。合っているかどうか本能的に決める部分が多くなり、そういった部分が俳優という職業である僕にはよくないようだ」と苦悩を明かした。
映画「釜山行き」で、一連の事件が終息した後のストーリーについて聞かれると、コン・ユは「チョン・ユミさんが妊婦で、僕の子どもが出てくる。僕は二人が希望を象徴しているのではないかと思って撮影しました」と説明した。
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