1990年に日本で劇場公開された『ゴースト ニューヨークの幻』、 サスペンスとラブファンタジーがミックスされた質の高さと、 デミ・ムーアとパトリック・スウェイジの演技に日本中が涙し、 当時、観客動員400万人、興行収入58億円の大ヒットを記録した。
そして、20年後の2010年。舞台を日本に移し、新たなアジア版『ゴースト』が ここに誕生!
ヒロインの星野七海を演じるのは、日本を代表する女優、 松嶋菜々子、恋人のジュノ役を日本や韓国で絶大な人気を誇る俳優、 ソン・スンホンが演じた。
完成披露試写会が、10月12日丸の内ピカデリーにて開催され、舞台挨拶に、松嶋菜々子、 ソン・スンホン、芦田愛菜、橋本さとし、鈴木砂羽、 そして大谷太郎監督という、超豪華キャスト・スタッフが大歓声で迎えられ登壇した。
松嶋菜々子: 今日はありがとうございます。 撮影をしていたのは今年の夏だったんですが、あっという間にこの完成披露 の日を迎えました。撮影をしてからこんなに早く出来上がることは あまりないのですが、演じた時の熱い気持ち、新鮮な気持ちを持ったまま 皆さんにお披露目することが出来て嬉しいです。 どうかこの作品を観て、温かい心になってお帰りください。
ソン・スンホン: こんばんは。ソン・スンホンです(日本語で)。 今日の日を迎えられて嬉しいです。 このような素晴らしい作品に声をかけて下さった大谷監督、そして 松嶋菜々子さんをはじめ、共演者・スタッフの方々すべてに感謝しています。 皆さんに心から御礼申し上げます。
最初は出演することに関して悩んだり、心配したこともありましたが このアジア版『ゴースト』に出演しなかったら、ずっと後悔すると思い 出演させていただきました。
当初はとても慌しく、忙しい時期だったのですが、無事に撮影が終わり、 こうして皆さんと完成披露試写会を迎えることができて、本当に嬉しく 思っています。 誰かを愛した経験のある人、恋した経験のある人は共感できる作品に なっていると思いますので、是非ご覧下さい。
芦田愛菜: 少女のゴースト役の芦田愛奈です。よろしくお願いします。
MC: 芦田さん、松嶋さん、ソンさんのお2人の印象はいかがでしたか?
芦田愛菜: 松嶋さんはすごく背が高くてきれいで、ソンさんはすごくカッコよくて 優しかったです(会場から盛大なる拍手)。
橋本さとし: 今日は皆さんとこうして完成披露試写会に参加できてとても嬉しいです。 ついこの間まで撮影をしていたのですが、無事に今日この日を迎えられて いるのが本当に不思議です。 この映画は大変美しい愛のドラマなのですが、僕はすごくダーティーな 役どころで、ナイフ片手にソンさんを追いかけまわしてしまいましたが、 それも今では良い思い出になっています。
鈴木砂羽: 今年の夏に映画を撮影していたのですが、たくさんの思い出があります。 また、俳優にとって今日この日を迎えることは一番の喜びですし、 こんなにたくさんの人に観ていただけるのがとても嬉しいです。 ソンさんには、韓国語のセリフの発音を教えてもらいました。 ファンの皆さん、すみません(会場笑)。 楽しんでいってください。
大谷太郎監督: アジアを代表するキャスト陣で、そしてスタッフを含めたこのメンバーで、 アジア版を作ることができてとても嬉しいです。 初々しい素敵なラブ・ストーリーに仕上がっているので、皆さん是非 楽しんでいってください。
MC: 8月の記者会見の時に「今回も同じシーンはあるのだろうか?」と 話題になった、あの“ろくろのシーン”ですが、松嶋さん、 今回の『ゴースト もういちど抱きしめたい』にも“ろくろのシーン” はあるのでしょうか?
松嶋菜々子: あります。
監督: オリジナル版『ゴースト』の方は、既に付き合っている2人がろくろを回して キスをする設定ですが、今回のアジア版『ゴースト』では、付き合いたての2人が、 初めてキスをするという初々しい感じで描いていますので、 観ていてすごくドキドキするシーンになったと思います。 キスをする2人の表情などにも注目して観てみて下さい。
MC: 松嶋さん、あの名シーンを演じられていかがでしたか?
松嶋菜々子: 台本を読んで、「やはりあるな」と思いました(笑)。 オリジナルでも、とてもロマンチックで素敵なシーンなので、 アジア版でもその雰囲気を大事にしようと、緊張して挑みました。 また、今回は「オリジナル版を観て勉強した」というよりも、ジュノと 出会ったときの純粋な気持ちを大事にしたいと思って演じましたので 素直にお芝居が出来たと思っています。
MC: ソンさんは陶芸家という役でしたが、実際にろくろを回してみて いかがでしたか?
ソン・スンホン: 今回は陶芸の勉強のために韓国から来たという青年の役だったのですが、 オリジナルを観た感じでは、陶芸もそこまで難しいイメージがなく、 簡単そうだと思っていたんです。 なので、「現場でやれば大丈夫だろう」と思って、現場に入ったんです。 でも実際に陶芸をやってみたら、とても大変で……。 あのろくろシーンは、非常に愛しく素敵なシーンなのですが、 ろくろを回すのに変に手に力も入ってしまうし、本当に大変でした。 「もっと練習しておけばよかったな」と思いました(笑)。
MC: “ろくろのシーン”と同じく気になるのが、オリジナル公開時に大ヒットした 名曲「Unchained Melody」(アンチェインド・メロディ)ですが、本作では、 何と主題歌を歌っている平井堅さんが、あの曲もカバーしているんです。 平井さんの優しく甘い声が2人のラブストーリーをよりいっそう儚く、 切ないものにしています。 この『ゴースト もういちど抱きしめたい』が11月25日に韓国で 公開されることが決まりました。
<
/p>
ソンさん、このニュースを聞いてのお気持ちはいかがですか?
ソン・スンホン: その知らせを僕も少し前に聞いたんです。 「韓国でもこの作品が上映できたらいいな」と思っていた矢先だったので、 とても嬉しく思っています。 また、韓国のファンやお客さんも期待して、楽しみにしていると思いますし、 共演者の方々にも是非韓国へ来てほしいですね。
MC: 松嶋さんはいかがですか?
松嶋菜々子: 相手役がソン・スンホンさんと聞いた時から、「韓国でも公開されたらいいな」 と思っていたので嬉しいです。 是非、韓国の劇場にも行ってみたいです。
終始和やかな雰囲気の中での完成披露試写会となった。
【INTRODUCTION】
ある夜、会社を経営している星野七海は、陶芸家をめざす韓国人青年の キム・ジュノと出会う。ありのままの自分を受け入れてくれる彼と恋におち、 幸せな生活がスタートしたのも束の間、ある事件に巻き込まれ、 七海は命を落としてしまう。 彼女の魂は、天国へは行かずに、ゴーストとなってジュノのそばに とどまるが…。 ヒロインの星野七海を演じるのは、日本を代表する女優・松嶋菜々子。 ジュノ役には、韓国や日本で絶大な人気を誇る俳優、ソン・スンホン。 さらに、ウーピー・ゴールドバーグが演じた、物語の鍵をにぎる霊媒師役を 樹木希林が演じる。
プロデューサーは、全米興行収入1位を記録した映画『THE JUON/呪怨』 などで、日本とハリウッドで活躍する一瀬隆重。 監督は、様々な名作ドラマを演出してきた大谷太郎。その確かな演出力が 高く評価され、2009年の「銭ゲバ」では、ギャラクシー賞、ザ・テレビジョン 監督賞を受賞。本作が、満を持しての映画初監督作品となる。
また『ゴースト ニューヨークの幻』では、脚本のブルース・ジョエル・ ルービンが米国アカデミー賞脚本賞を受賞しましたが、本作では日本を代表す る脚本家の佐藤嗣麻子と中園ミホが、今の時代にふさわしい、新しい物語を 紡ぎ出した。
撮影は『さくらん』などの映画や多数のTVコマーシャルを手掛けている 石坂拓郎。音楽は多彩な才能で、幅広いジャンルの映画音楽をおくりだして いる大島ミチル。 美術は第33回日本アカデミー賞で最優秀美術賞を受賞した矢内京子。 また、スタジオジブリとのコラボレーション 「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」などで、今最も注目されている 美術監督・種田陽平が美術アドバイザーを務めた。
アジアを代表する最強のキャスト・スタッフにより、 この秋、せつなくて儚い奇跡のラブストーリーをお贈りします。
【作品情報】
監督:大谷太郎 出演:松嶋菜々子 ソン・スンホン 鈴木砂羽、橋本さとし、芦田愛菜、宮川大輔、黒沢かずこ(森三中) 松金よね子、樋田慶子、波岡一喜、嶋田久作、温水洋一 樹木希林
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン、松竹株式会社
■公式サイト http://www.ghost-movie.jp
(C)2010「ゴースト」製作委員会
2010年11月13日(土)ロードショー!