「キミの記憶をボクにください~ピグマリオンの恋~」DVD発売記者会見

BeeTVドラマ「キミの記憶をボクにください~ピグマリオンの恋~」のDVD発売を記念して9月19日・20日に東京・港区でイベントが開催された。

韓国大ヒットドラマ「私の名前はキム・サムスン」のキム・ヨンチョル監督の最新作となる本作品。

主演は「コーヒープリンス1号店」「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」で神秘的な役で人気を博したキム・ジェウクと、日本でも大ヒットの韓国ドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」でF4の一人を演じたキム・ジュンのダブル主演。そしてヒロイン役として共演したのは「赤い糸」の主演で知られる若手人気女優・南沢奈央。

今までも日韓合作ドラマは多数製作されたが、当作品はオール韓国ロケ、韓国キャスト、韓国スタッフで製作され、南沢奈央は日本から一人で参加という前例のない形での挑戦となった。

君の記憶をボクにください、会見レポ

20日記念イベント前に、3人そろっての記者会見が開かれた。

キム・ジェウクは黒のスリムなスーツにグレーのルーズなTシャツ、南沢奈央は鮮やかなターコイズブルーのワンピース、キム・ジュンはグレーのスーツで登場。

 

Q.いよいよDVDが発売されますが、今のお気持ちは?

「監督もスタッフも俳優も、みんな映画を作るつもりで現場にいたのですが、実際に昨日のイベントでスクリーンで上映されるのを見て、やりがいがあったとあらためて思いました。」(キム・ジェウク)

「あらためて日本でDVDが発売になり、そのおかげで日本のファンの皆さんに会うこともできて嬉しく思います。」(キム・ジュン)

「初めての海外の仕事で、スタッフも共演者も、日本人は私一人だったので、すごく不安でした。でも、一ヶ月間、韓国で取り組んで、とても思い入れのある作品になりました。」(南沢)

 

Q.(南沢へ)オファーが来た時はどのように思いましたか?

「不安でしたが、やってみたい!という気持ちの方が大きかったです。でも、実際に韓国に行ったら、皆さんが日本語が本当に上手で(笑)、…というか本当に勉強してくださっていて、かなり助けていただきました。」

Q.(南沢へ)キム・ジェウクさん、キム・ジュンさんとの共演はいかがでしたか?

「最初の本読みの時からって作品に対してすごく熱が入っているのが伝わってきました。役についてもどんどん意見を出したり、勉強になることが多かったです。国が違っても演じてみて、同じ感覚があるんだなとか思いました。」

 

Q.キム・ジェウクさんは南沢さんと共演していかがでしたか?

「日本人の方と仕事をするのは奈央さんが初めてだったのですが、自分は現場が韓国だったので気持ち的にはすごくリラックスしてできました。その逆で彼女は慣れない環境で辛かったはずなのに、すごく寒くても文句ひとつ言わないし、若くてもプロという感じがすごくしました。そういう彼女をなんとかフォローしようとしていました。」

 

Q.(南沢へ)具体的にどういうフォローをしてもらいましたか?

「監督さんからの指示を通訳してくださったり、韓国語を教えていただいたりしました。」 Q.(キム・ジュンさんに)南沢さんの印象はいかがでしたか? 「初めて見たときにすごく若い子だったので、韓国に来て、きちんと撮影ができるのかな?と思いました(笑)。でも本読みの時からたくましくて、エネルギーに溢れていて、自分が心配する必要はなかったな、と思いました。韓国では本当に大変だったと思いますが、その中でもとても頑張っていました。」

 

Q.(キム・ジェウクへ)とても日本語がお上手ですが?

「ありがとうございます(笑)!生まれてすぐ日本に、東京に来て、7年ぐらい暮らしていたので、そんなにしゃべれないんですが、発音が残ってて…。でも自分が言いたいことの100%は表現できないんですけど。」

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Q.(南沢へ)二人のイケメンに囲まれている気分は?

「(笑)ドキドキしちゃって…。イベントでもお二人のファンの女性の方が多くて、なんだか恐縮しちゃって。でも私もドラマとかでお二人のことを見ていたので、すごく嬉しかったです。」

 

Q.この作品のどんなところを見てほしいですか?

「表面的に見える内容だけじゃなくて、三人のうちのどのキャラクターに感情移入するかによって違う風に感じられる作品だと思うので、そういうそれぞれの立場での気持ちの変化を中心に見たら面白く見られると思います。」(キム・ジェウク)

「気持ちの部分が繊細に描かれているので、そのあたりに注目して見ていただけたらと思います」(南沢)

「この作品には記憶と関連した感情の流れがあります。皆さんがこの作品を見る時に、もし自分がギヨンだったら、ヒョンジュンだったら、ミカだったらどういう行動をとるだろうと考えながらご覧いただけたら面白いと思います。」(キム・ジュン)

 

Q.南沢さんとキム・ジェウクさんが日本語で話している時に、キム・ジュンさんは疎外感を感じることはありませんでしたか(笑)?

「そのとおりです(笑)。俳優同士コミュニケーションを取るのは非常に大切なことです。大事な話の時は、ジェウクさんが間に入って通訳をしてくれるのですが、自分の知らないところで二人だけで盛り上がっていることもあって、その時は疎外感を感じました(笑)。」

 

Q.(南沢、キム・ジェウクへ)お二人はもちろん仲間外れにしてたわけではないのですよね?

「しょうがないんですよ(記者は爆笑)。やっぱり皆んなが南沢さんを中心に考えるから。多少感じたんですよ(笑)、今、ジュンくんはさびしがっているんだろうなって(記者は再び爆笑)、って思いながらも『ジュンくんゴメンネ、

2010.09.27