「ワールドツアーの名称が『ALL OR NOTHING』(以下、「AON」)、韓国語で『モ アニミョン ド(一か八か)』。また6年目ですが、2ndアルバムでカムバックもします。とても久しぶりにお目にかかるので、私たちが持つものすべてをお見せしたいです」(CL)
ガールズグループ「2NE1」が20日午後、一山(イルサン)KINTEX第2展示場でワールドツアー「AON」関連記者会見を開き、彼女たちの2度目のワールドツアーを控えた覚悟を明かした。
「2NE1」は来る3月1〜2日、ソウルを皮切りに韓国、日本、中国など9か国12都市で15回の公演を行う。総観客20万人規模だ。初ワールドツアーを一緒にした有名演出家のトレビス・ペインとステイシー・ウォーカーが今回も参加する。
「2NE1」は2012年にも有名公演企画会社のライブネイションと共に初ワールドツアー「New Evolution」を行っている。同公演は米国ニューヨークタイムズが選定した「2012 ベストコンサート」にも選ばれた。
「今回のツアーで女性が表現できるすべてのものをお見せしようと悩みました。その目標に合わせて公演が作られたんです。(ポスターの)宇宙コンセプトは人間的ではない非現実的な感じを伝えたくて選びました。ステージ上だけは別世界から来た人のような雰囲気を伝えたかったのです」(CL)
ワールドツアーに先立ち「2NE1」は来る26日夜12時、2ndアルバム「CRUSH」の音源を公開する。4年ぶりのアルバムであり、新曲だけで満たされた初のアルバムだ。ワールドツアーがアルバムのステージを全世界のファンにお見せする場になるというわけだ。
今回のアルバムには、メンバーCLの自作曲3曲が収められており関心を集めた。
CLは「実は、曲はアルバムのために作ったわけではなく、本当にアルバムに収録されるとは思いませんでした」とし「伝えたいことができたため、作ってみましたが(アルバムに収録されて)感謝しています。期待もしながら心配もあります」と告白。
CLの曲について他のメンバーは「とても驚き、そして新鮮でした」と口をそろえて称賛した。特にDARAは「CLがメンバーの個性をよく引き出して歌を作りました。(彼女が作った)『CRUSH』を歌いながら、初めて聞くような自分の声が出た、と思ったほどです」と絶賛した。
「2NE1」の今回のカムバックは「少女時代」と偶然にも活動期間が重なり、国内を代表するガールズグループの“正面対決”で多くのファンの関心を集めた。
この日「Seo Taiji&Boys」の「COME BACK HOME」ステージ衣装を連想させる黒のニット帽をかぶって参加したDARAは「久しぶりに『少女時代』と一緒に活動するので、とても期待しています。違うカラーを持ったグループなので、彼女たちの音楽も楽しみです」と冷静に答えた。
MINZYも「私たちは決められた自分たちのスケジュールを行うだけです」とし「彼女たちも上手くいくことを願います」と答えた。続けて「2ndアルバムなのでどんな魅力と個性を披露するのか悩みました。私たちだけの特別な姿をお見せするだろう」と自信を見せた。
ワールドツアーを控えて「2NE1」はKINTEX展示場に先ごろ実際の公演場と同様のステージセットを設置し、シミレーションを行っている。もちろん全体的な公演準備は2か月近く行われた。
演出者であるトレビス・ペインは「これまでの公演と異なり、今はメンバーをよく知っていて楽に疎通しています。各メンバーの魅力をすべて分かっているので、演出に非常に役立っています」と過去との違いを指摘した。
トレビス・ペインは、メンバーの魅力を説明してほしいという要求に「BOMは妖精のように愛らしく、CLは控えめで努力家でありながら自信が引き立ちます。MINZYはステージ上でしっかりと楽しむことができる素晴らしいダンサー。DARAは“パンク”が加わった天使です(笑)」と評した。
共同演出者であるステイシー・ウォーカーは「ワールドツアーは4つステージで構成されています。男性にも劣らないタフな魅力、成熟してエレガントな魅力、セクシーな魅力、荒く狂ったような魅力をお見せするステージになるだろう」と説明した。
チョン・チヨンYGエンターテインメント理事は「国内外最高のスタッフが集まり、レベルの高い公演をお見せしようと努力しています」とし「ソウル公演は収益を考えずに制作しました。公演場の規模を考慮すると通常の条件で出ることができないレベルの公演になるのではないかと思います」と自信を見せた。
この日「2NE1」は記者会見を終えてライブバンドの演奏に合わせて公演でお目見えさせる新曲「CRUSH」とヒット曲「FIRE」を披露した。
CLが制作した「CRUSH」は強烈な電子音で始まり、休みなく刻まれるビートが印象的な曲だった。また「きれいなお姉さんたちはわたしが好き」という自信を表した歌詞とCLの鋭いラップ、上体をダイナミックに動かして自信を強調する振付けが見事に1つとなった。
「とても長い時間、韓国のファンと離れていたようです。今回のアルバムを通じて皆さんに近づきたいです。私たちも公演とアルバムを通じて発展したい気持ちも大きいです。長く準備しただけに、やりがいのある活動になったらうれしいです」(CL)